2018年3月11日日曜更新.3,269記事.5,319,067文字.

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子宮頸癌と子宮体癌の違いは?

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子宮頸癌と子宮体癌の違いは?

婦人科のがんで最も多いのは子宮がんです。
子宮がんは子宮頸がんと子宮体がんに分けられます。

子宮は、骨盤に守られるように女性の下腹部にあり、洋梨を逆さまにしたような形をしています。
膣につながる部分が、子宮頸部、赤ちゃんができると出産までとどまる部分が子宮体部です。

子宮がんには、がんができる場所によって、「子宮頸がん」と「子宮体がん」がありますが、原因も発祥のメカニズムも全く異なるがんです。

子宮体がんは子宮内膜がんとも呼ばれるように、胎児を育てる子宮の内側にある子宮内膜から発生する病気です。
一方、子宮腟部や頸管の上皮から発生したがんが子宮頸がんです。

子宮頸がんはウイルスが原因で子宮の入り口付近(頸部)にできるのに対し、子宮体がんは主にホルモンのバランスの変化で子宮内部の内膜にできるなど、両者は異なる病気です。
しかし、統計では両者を合わせて「子宮がん」としたり、「子宮頸がん」の検診を「子宮がん検診」と呼ぶなど、混合して使われるケースが多いという。

40~50年前までは子宮体がんの患者はほとんどいなかったので、子宮頸がんを子宮がんとしても問題はなかったが、食生活の変化などで子宮体がんの患者が増え続け、混合が見過ごせなくなってきました。

子宮頸がん

子宮頸がんが多く発生するのは、子宮頸部の入り口である外子宮口のあたりです。
がん細胞の増殖はゆっくりで、正常な細胞が浸潤がんになるのに5〜10年以上かかるといわれています。そのため、定期的に検診を受ければ、がんになる前の段階で見つけることが可能です。

子宮ガンには子宮頸癌と子宮体癌がありますが、発生率は7:3と圧倒的に子宮頸癌の方が多く、このため通常は子宮頸癌に対しての子宮頸部細胞診のことを「子宮ガン検診」と称する場合が多いようです。

子宮体がん

子宮体がんは、「子宮内膜がん」ともいわれるように、子宮内膜に多く発生します。内膜は生理のときにはがれてしまうので、閉経前に子宮体がんが発生することはまれだといわれています。
年齢別にみた発生率(罹患率)は、40歳代後半から増加して50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少しています。
子宮体がんの検診は国の指針では勧められていませんが、子宮体がんは症状が進行していない早期の段階で不正出血を起こすことが多く、少量でも出血があれば、すぐに医療機関を受診することで早期発見が可能です。

子宮体癌とは、子宮体部の内膜に発生する悪性上皮性腫瘍で、高エストロゲン状態がその発生に関わっている。

近年、罹患率(人口10万対)が増加しており子宮頸癌と拮抗している。
日本産科婦人科学会腫瘍委員会報告(2006年治療患者)でも体癌4381人、頸癌4526人で体癌が増加し子宮癌の49.2%を占めている。
推定罹患数は1996年4507人(罹患率5.7)で2015年には6623人(罹患率7.3)にまで増加すると予測されている。
子宮体癌による死亡数は1965年391人から2000年には1139人と、少なくとも約3倍に増加している。

子宮体癌は高齢者に好発し、平均年齢は50歳代の後半で約70%は閉経女性である。
40歳未満の若年者子宮体癌は5%前後である。

症状は主として不正性器出血である。
手術療法、放射線療法、化学療法、ホルモン療法が行われる。

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