2019年3月23日更新.3,397記事.5,977,699文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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β遮断薬は妊婦に禁忌?

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β遮断薬と妊婦

妊娠中にβ遮断薬を使うと、胎児の心拍が遅くなったり血糖値が下がったりします。
胎児の成長が遅れることもあります。
そのため、妊婦にβ遮断薬は禁忌となっています。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)にβ遮断薬は使いません。

しかし、β遮断薬と分類されている薬の中でも、妊婦に禁忌となっていない薬もある。

β遮断薬(β1選択性ISA-)
テノーミン ○
メインテート 禁忌
ケルロング 禁忌
ロプレソール/セロケン 禁忌

β遮断薬(β1選択性ISA+)
アセタノール 禁忌
セレクトール 禁忌

β遮断薬(β1非選択性ISA-)
ハイパジール 禁忌
インデラル ○
ナディック 禁忌
ミケラン 禁忌

αβ遮断薬
ローガン 禁忌
アロチノロール塩酸塩 禁忌
アーチスト 禁忌
トランデート ○
カルバン 禁忌

妊婦に禁忌となっていないβ遮断薬は、テノーミン、インデラル、トランデート。

しかし、インデラルの添付文書には、

妊娠中の投与により新生児の発育遅延、血糖値低下、呼吸抑制が認められたとの報告があり、また、動物実験で胎仔に対して、母体より長時間β遮断作用を示すことが報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、緊急やむを得ない場合以外は投与しないことが望ましい。

テノーミンの添付文書には、

本剤は胎盤を通過し、臍帯血にあらわれる。また、高血圧症の妊婦への投与により胎児の発育遅延が認められたとの報告があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

トランデートの添付文書には、

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与に際しては、母体及び胎児の状態を十分に観察し、過度の血圧低下とならないよう注意すること。胎児及び新生児に血圧低下、徐脈等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。[妊婦への投与例において、胎児に徐脈等、新生児に血圧低下、徐脈等の症状が認められたとの報告がある。]

との記載がある。
αβ遮断薬のトランデートが比較的安全と考えられている。

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腎機能障害時に注意が必要な抗真菌薬は?

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薬剤師

アゾール系抗真菌薬のほとんどが肝代謝酵素CYP3A4を阻害するが、腎機能障害時に特に注意が必要となる抗真菌薬の組み合わせはどれか。
A. ボリコナゾール注(ブイフェンド)-フルコナゾール注(ジフルカン)
B. ボリコナゾール注(ブイフェンド)-イトラコナゾール(イトリゾール)
C. ボリコナゾール注(ブイフェンド)-ミコナゾール(フロリードゲル)
D. フルコナゾール注(ジフルカン)-イトラコナゾール(イトリゾール)
E. フルコナゾール注(ジフルカン)-ミコナゾール(フロリードゲル)
F. イトラコナゾール(イトリゾール)-ミコナゾール(フロリードゲル)

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