更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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アドソルビンと他の薬をいっしょに飲んじゃダメ?


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アドソルビンの吸着作用

アドソルビンは下痢止め。
消化管用吸着剤という薬効分類名です。

吸着剤という名のとおり吸着作用を有する。
吸着剤と聞くと、クレメジンみたいな薬を思い出す。

アドソルビンの薬効薬理をみると、

本剤は吸着作用を有し、胃及び腸管内における異常有害物質、過剰の水分又は粘液などを吸着し、除去せしめる。この吸着作用は腸管内では結果的に収斂作用、ひいては止瀉作用をあらわす。

有害物質の吸着だけでなく、併用する医薬品まで吸着する恐れがある。
アドソルビンの併用注意には、

その他の併用薬剤

臨床症状・措置方法併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。
この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。
機序・危険因子本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられている。

具体的な薬品名の記載なく、「その他の併用薬剤」として併用注意に挙げられている。
併用薬がある場合には、2~3時間ずらして服用させたほうがよさそう。

ですが、そもそもタンナルビンやアドソルビンみたいな収斂剤あまり効果があるとは思えない私。
収斂剤はタンパク質と結合して粘膜を保護するという作用機序ですが、腸管粘膜にくっついたら逆に下痢しそうな気もします。
粘膜を保護するという機序においては、胃粘膜保護薬と同じだと思いますが、アルサルミンで便秘する程度のパーセンテージでは効きそうかな。

アドソルビンとアルミワイスの違いは?

アドソルビンといえば下痢止め。

ロペミン、タンナルビンについで使われている下痢止め。だと思う。

効能効果は、まさに「下痢症」

成分名は、「天然ケイ酸アルミニウム」。

しかし、同じケイ酸アルミニウムでも、合成ケイ酸アルミニウムであるアルミワイスの適応はちょっと違う。

下記疾患における粘膜保護作用と症状の改善
胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)

YM散にも入ってる。
サアミオン等にも成分としてではなく、添加物として含有されていたりする。

天然だろうが合成だろうが、薬理作用に違いはないだろう。と思う。

胃酸と次のように反応する。
Al4(Si3O8)3+12HCl→4AlCl3+9SiO2+6H2O
胃酸を徐々に中和してケイ酸と塩化アルミニウムを生じ(制酸作用)、生成したケイ酸は胃粘膜を被覆防護して胃の潰瘍部又は炎症部に及ぼす胃液の刺激をさえぎる(粘膜被覆作用)。一方、胃酸と反応して生成した塩化アルミニウムは胃壁に収れん的に作用して、その働きを調整する。高い吸着能や二次的胃液分泌作用は少ない。
本薬は非吸収性であり、アルカローシスを起こさない。

粘膜保護作用により胃炎や腸炎に効くのだろう。

ということは、アドソルビンも胃薬としての効果が期待でき、アルミワイスに下痢止めとしての効果も期待できる、と考えられる。

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