更新日:2016年9月12日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

メチコバールとビタメジンの違いは?


スポンサードリンク

メチルコバラミンとシアノコバラミンの違いは?

腰痛持ちの患者さんで医師から、「メチコバールとビタメジン、どっちがいい?」と聞かれたという人がいた。
迷うことなくビタメジンを選んだそうだが、「ビタメジンにはビタミンB12も入っているから、当然ビタメジンのほうが良いのよね?」と。

果たしてそうなのだろうか。

メチコバールの成分はメコバラミン、ビタミンB12です。

ビタメジンの成分は、ベンフォチアミン(ビタミンB1)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)です。
OTCでも、「目、肩、腰に」という謳い文句でアリナミンなど色々ありますが、B1、B6、B12が主成分のものが多いです。
アリナミン等に入っているビタミンB12もシアノコバラミン。
ナボリンシリーズはメコバラミン。

ビタミンB12には現在4種類知られており、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、アデノシルコバラミン、メコバラミン(メチルコバラミン)がある。
このうちメコバラミンとアデノシルコバラミンが活性型ビタミンB12です。
活性型というのは、体内で作用する形なので、メコバラミンは代謝を受けずにすぐに生体内で働くことができる。
これに比べてシアノコバラミンは代謝を受けてから作用するので、その分体内で利用されにくいという面があります。
メコバラミンのほうがその点では優れているわけです。

しかし、シアノコバラミンのほうが安定している物質なので、変質しにくく、その分コストを安く製造することができる。

ビタミンB12単味で考えると、メチコバールのほうが優れていると考えられるかも知れません。
しかし、ビタメジンにはB1、B6も入っているので、複合的に考えると、わがんね。
「併用すりゃ良いじゃん」とか考えると保険で切られるのかな。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

お気に入りリンク

添付文書(PMDA)
Mindsガイドラインライブラリ
健康食品の安全性・有効性情報
管理薬剤師.com
DIオンライン