更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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顆粒と細粒の違いは?


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顆粒と細粒の違いは?

粉薬で、○○顆粒とか○○細粒とか○○散とかありますね。

イメージとしては○○散<○○細粒<○○顆粒、という順に粒子が大きくなる感じ。

薬局方には、どのくらいの粒子径だと顆粒、とか決まってるのかなあ、と思い調べてみた。

これまでの日局では、「散剤」は「医薬品を粉末又は微粒状に製したもの」、「顆粒剤」は「医薬品を粒状に製したもの」と定義され、ふるいを使用した粒度試験によりそれぞれ分類されてきました。今改正で、「散剤」は「経口投与する粉末状の製剤」、「顆粒剤」は「経口投与する粒状に造粒した製剤」と定義され、製法の違いにより分類されることになりました。この変更により、これまで「散剤」に分類されてきた微粒状の「細粒剤」などの造粒散剤は、「顆粒剤」に分類されることになります。ただし、これまで「散剤」として医薬品の承認を受けた造粒散剤は、これまでどおり散剤と称することができます。第十六改正日本薬局方について

薬局方もおおざっぱですね。
結局、散・細粒・顆粒等の名称だけでは粒子径はわからないということ。
しかし、この名称変更に従うと、「細粒」という名称が無くなって、全て「顆粒」になるということなのかな。

一般に、円盤型の自動散剤分包機で薬を撒く時に、細かい粒子のものは全部乳鉢で混ぜて投入、大きめの粒子のものは重ねて二度撒き、という方法がとられる。
しかし、この方法は時間ロスが大きい。

自動散剤分包機における混和方法の相違による分包精度の検討
こういった検討も行われている。
二度撒きした場合、撹拌した場合、そのまま分包機に投入した場合の3つの混和方法のいずれでも、適切な分包精度が得られることが明らかとなった、と書かれている。
分包機の性能にもよるでしょうけど、以前から「そのまま入れても良いんじゃね」とは思っていた。

顆粒をつぶしても問題ない?

顆粒というのが、ただ単に服用のしやすさというのを考慮して大きめの粒子にしてあるだけであるならば、その顆粒を乳鉢でつぶしてサラサラにしても薬効的には問題ないわけだ。

いつも数種類の粉薬を分包するときに思うのですが、顆粒状の薬を乳鉢でいっしょに混和してつぶしてしまって、薬効に影響は出ないかなあ、と心配したりもします。
徐放性顆粒とかはダメでしょうけど、苦味をコーティングする目的とかであれば、多少は問題ないかと。

腸溶顆粒も混ぜちゃダメ。アデホスコーワ顆粒の添付文書には「本剤の使用にあたり乳鉢等ですりつぶさないこと。」との記載あり。

細粒と顆粒を乳鉢で混和する、という行為についても、均一に混ざらないので、どうかと思いますが、うちの薬局では混ぜている。
均一に混ざらないと、Vマスではダメですが、円盤であれば流す速度を遅くすれば問題ないと思っている。

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