更新日:2016年12月10日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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コルヒチンは1日3錠まで?


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コルヒチンの投与量

コルヒチンを「1日何錠まで飲んでいいですか?」と聞かれたら困る私です。

コルヒチンの添付文書上の用量は、

通常、成人にはコルヒチンとして1日3~4mgを6~8回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
発病予防には通常、成人にはコルヒチンとして1日0.5~1mg、発作予感時には1回0.5mgを経口投与する。

となっている。

発作の予感時に、1日4mgまで飲むことができるわけですね。
1日8錠。
多いような。

で、使用上の注意に、

投与量の増加に伴い、下痢等の胃腸障害の発現が増加するため、痛風発作の緩解には通常、成人にはコルヒチンとして1日1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。

通常1日3~4mgとしておきながら、1.8mgまでが望ましいとの但し書き。
なんじゃそら。

どっちなの。

しかも、1.8mgって中途ハンパ。
粉砕の指示でも来るのかな。

コルヒチン – 南の島の薬剤師 ScrapBook

この「1.8mg」というのは、アメリカでは0.6mg製剤があるからなので

0.5mg製剤しかない日本では「1.5mgまで」と解釈するのが現実的だと考えます。

そもそも痛風発作に対する効果は、1.8mgと4.8mgとで差がなかったとの報告もあり

用法・用量欄に書かれている「3~4mg」は、使用すべきでない量だと私は考えます。

なるほど納得。

1日3錠まで、と理解しておきましょう。

コルヒチンと下痢

コルヒチンの過料投与による副作用としては、下痢が多いようだ。

「重篤副作用疾患別マニュアル」の「重度の下痢」において、以下の記載がある。

コルヒチンでは、乳糖分解酵素の活性低下により小腸の機能が低下し、可逆的な吸収不全の状態になり、下痢をはじめとする腹部症状が出現すると考えられている。また、Na,K-ATPase 活性低下による吸収抑制に加え、C-GMP およびCa を介する水・電解質の分泌亢進も関与している。

コルヒチンで乳糖の消化不良が起こると。

コルヒチンを牛乳で飲むと下痢確実。かな。

通常、痛風発作に使われるのだとしたら連用されるものではありませんが、ベーチェット病や家族性地中海熱などで連用されることもあるので気を付ける。

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