2019年2月19日更新.3,370記事.5,917,338文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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緑内障にステロイドは禁忌?

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ステロイドで眼圧上昇?

ステロイド点眼薬は効果が高く安価であることなどから、内科や耳鼻咽喉科で処方されることが多いようですが、眼圧上昇という重大な副作用があることを忘れてはならない。

ステロイド点眼薬による眼圧上昇には個人差があるが、35%で6mmHg以上の上昇を認める。

これは正常値を容易に超えてしまう上昇値であり、視神経が圧迫されてダメージを受け、ステロイド緑内障を発症する危険性がある。

また、40歳以上の約5%が緑内障と推定されており、そういう患者にステロイド点眼薬を投与した場合、視野の欠損が進行してしまう。

以上のことから、ステロイド点眼薬の投与は慎重にすべきであり、抗アレルギー点眼薬と抗ヒスタミン点眼薬では症状コントロールが困難な患者は、眼科専門医による診療が適切であると考える。

緑内障とステロイド

ステロイドで眼圧が上昇するのは、その人の体質によります。そういう方をステロイドレスポンダーといますが、そうでない人は、たとえ高濃度のステロイドを使っても眼圧は上昇しません。また、フルメトロンは眼圧上昇の作用が少ない薬剤です。

数回使用して眼圧が上昇したとしても、その程度で視神経が影響を受けて緑内障になったりはしません。点眼を中止すれば眼圧は元に戻ります。

副作用が心配で使用を中断する必要はありません。眼をこすって角膜に傷が出来たり、細菌やウイルスに感染するほうが、遥かに危険です。定期的に眼圧測定や眼底検査を受けていれば、ステロイドは怖くありませんよ。フルメトロン 河野眼科Q&Aブログ

ステロイド緑内障って副作用もあるので、緑内障にステロイドは禁忌じゃないか、と思っている方もいらっしゃいますが、フルメトロンなどのステロイド点眼薬は緑内障に禁忌というわけではありません。

緑内障患者にフルメトロンなどのステロイド点眼薬が処方されることもしばしば。

漫然と使い続けるのはよくないかも知れませんが、症状のひどいときだけであれば、よいのでは。

ステロイド点眼薬

点眼薬として頻用されるのはベタメタゾン(リンデロン)とフロオロメトロン(フルメトロン)である。

それぞれに濃度が2種類ある。

リンデロンのほうが眼内移行性はよく、前房内まで到達する。

フルメトロンは抗炎症作用が眼表面にとどまるため、病状に応じて使い分ける。
ステロイド薬に反応して眼圧が上昇し、緑内障に至ることがあるためステロイド薬を用いる際は必ず眼圧をチェックする。

角膜真菌症や緑膿菌感染症の誘発、白内障の進行、創傷治癒の遅延が起こる可能性がある。

したがって角膜潰瘍やウイルス性角膜・結膜疾患、真菌感染症などが疑われる場合には禁忌である。

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ビス剤の内容で不適切なのは

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薬剤師

下記は経口ビスフォスフォネート(BP)製剤について記述したものである。不適切な内容はどれか。2つ選べ。
a. 経口BP製剤を服用する際には硬水系のミネラルウォーターは避けた方が良い
b. 経口BP製剤の消化器症状を予防するために食後に服用した
c. 経口BP系製剤を服用した後、直ぐに横になった
d. 経口BP系製剤も長期に服用すると顎骨壊死発生リスクが高くなる
e. 経口BP系製剤による顎骨壊死の発生を防ぐためにデンタルケアを指導した

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