更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

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食道がんを早期発見するには?


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難しかった食道がんの早期発見が可能に

難しかった食道がんの早期発見が可能に (日経ウーマンオンライン(日経ヘルス)) – Yahoo!ニュース

 サザンオールスターズの桑田佳祐さんと指揮者の小澤征爾さんが相次いで食道がんの治療を公表。両者とも積極的に内視鏡検査を受けたことが早期診断につながった。かつては治りにくいがんの代表であった食道がんだが、がん検診の専門家たちは食道がんの発症リスクの高い人を問診票で探し出すことで、早期発見・早期治療を目指している。

体質や飲酒経歴を分析し食道がんのリスクを判定

 食道は、のど(咽頭<いんとう>)と胃をつなぐ長さ25cmほどの臓器だ。早期の食道がんはほとんど症状がなく、病気の進行も胃がんや大腸がんより速いため、これまでは治る割合(5年生存率)が非常に低いがんのひとつであった。しかし、最近では早期に発見され完治する食道がんが少しずつ増えてきた。

 東京都がん検診センター消化器科の入口陽介部長は「胃の検査に用いる内視鏡の性能が高まり、粘膜にできた早期がんを見つけやすくなった。特に食道ヨード染色という方法を使うと組織のわずかな変化も見つけやすい」と話す。つまり、胃の内視鏡検査を受けるとき、こうした手法を用いて食道を丁寧に調べれば食道がんの早期発見につながるというわけだ。

 そして、最新の検診技術をより効果的に利用するために開発されたのが、あらかじめ食道がんのリスクが高い人を見つけ出す問診票だ。問診票開発のきっかけとなったのは、国立病院機構久里浜アルコール症センターの横山顕臨床研究部長が、アルコール依存症患者に食道がん発症率が高いことに気づいたことだ。横山部長は、数千例のデータを分析、遺伝的にアルコールを分解する酵素が少なく、飲酒後に顔がすぐ赤くなる人が習慣的に飲酒するようになった場合に、食道がんの発症率が高くなることなどを明らかにした。

■こんな症状があったら要注意
1 熱いものでのどが染みる
2 食べ物がつかえる感じがする
3 胸や背中に痛みを感じる
4 むせるようなせきが続く
5 声がかすれる

 その研究成果を基に、国立がんセンターなど複数の医療機関が参加して完成させたのがこの問診票(図)だ。質問に答えながら指示どおりに進み、各項目で付けられた点数をすべて足す。合計が11点以上の人は食道がんのリスクがかなり高い。入口部長は「統計学的に分析すると、ハイリスクの人が食道ヨード染色などを用いた内視鏡検査を受けることで、完治可能な早期がんを発見する確率は現在の胃がん並みに高まる」と話す。

 問診票は東京都がん検診センター、北里大学病院、川崎市立川崎病院で50歳以上の男性を対象に採用されるなど全国に広まりつつある。今回、11点以上だった人は、内視鏡検査時にハイリスクであることを担当医に告げることをお薦めしたい。

問診票をやってみました。

タバコやお酒に関しては0点でしたが、緑黄色野菜やくだものを毎日食べてはいないので、1点ずつ。

合計2点でした。

食道がんに関して私はローリスクですね。

ハイリスクな人は内視鏡検査を受けましょう。

食道がんは30年で2倍超?

東京新聞30年で死亡数倍増 食道がん 酒+たばこ=高リスク健康(TOKYO Web)

食道がんの治療で、ミュージシャンの桑田佳祐さん(54)が手術を受けた。音楽活動に復帰した指揮者の小沢征爾さん(74)も、同がんで手術を受け療養中だった。食道がんは治療が難しいといわれる。治療法、予防法などを確認した。

 食道はのどと胃をつなぐ管状の臓器。「食道にできたがんは早期から転移しやすく、治療が困難になりがち」。東京大医学部付属病院の中川恵一准教授(放射線科)は指摘する。

 転移しやすいのは「がん細胞を全身に運ぶリンパ管や血管が周りに豊富にあるため」。「食道は胃などと違って臓器を包む膜がないため、がんの“防波堤”がなく、周辺に広まりやすい」と説明する。

 厚生労働省によると、食道がんによる死亡数は一九七五年の四千九百九十七人に比べ、二〇〇八年は一万一千七百四十六人と三十年余りで二倍を超えた。現在、年間約一万八千人が食道がんにかかる。男性に多い。

 一般的な治療法は外科手術だ。日本人に最も多い胸部の食道がんの場合、「開胸して、がんのできた食道とリンパ節を切除し、胃をつりあげて残りの食道とつなぎ、食べ物の通り道を再建する」と中川准教授。「手術工程が多いため、六~八時間がかりの大手術になる場合が多い」。食道は声帯を動かす神経と近接しており、「手術後に声がしゃがれる場合もある」。

 中川准教授は「食物を少しずつ腸に送り出す胃の機能がなくなって、腸に一度に食物が流れるため、消化・吸収が追いつかず、体重が大幅に減る場合が多い」と解説する。

 国立がん研究センターがん対策情報センターによると、がんのリンパ節転移がなく、四層構造の食道組織の内側から第二層(粘膜下層)にとどまる場合の外科手術の五年生存率は80%。日本食道疾患研究会(現・日本食道学会)の調査では、リンパ節転移がなく、第一層(粘膜)にとどまる場合の同生存率は69・8%だ。

 一部の医療機関では胸腔(きょうくう)鏡・腹腔(ふくくう)鏡手術も実施されている。開胸しないため体への負担は軽減できる。桑田さんも腹腔鏡治療だったことを明かした。

     ◇

 体の負担が少ない治療法は、内視鏡によるがんの切除だ。早期がんが対象で、口から内視鏡を入れてがんだけ取り除く。

 癌研有明病院(東京都江東区)では、内視鏡による治療を年間約九十件実施している。消化器内科の土田知宏医長は「五年生存率はほぼ100%」と語る。対象は大きさが五センチ以内で最も内側の第一層にとどまるがん。治療翌日から流動食を食べられる。土田医長は「対象は限られるが、食道が残るのは大きなメリット」と指摘する。

 抗がん剤と放射線治療の併用療法も、外科手術などと同等の治療成績が得られることがわかってきた。東大医学部付属病院では年間約三十件を実施する。

 利点は「通院治療中は普通に食べられる。声には影響がなく、やせることもない」と山下英臣助教(放射線科)。逆に「照射による粘膜炎で痛みが出ることが多く、放射線による肺炎にも注意が必要」とデメリットも明かす。同院の治療成績は「外科手術とほぼ同程度」だ。

 治療の基本は早期発見。主症状は食道に「しみる感じ」やつかえだが、初期は無症状がほとんど。内視鏡検査が有効だ。食道がんの危険因子は「酒とたばこの合わせ技」と中川准教授。「飲むと顔が赤くなるタイプの人が多量に飲むと、リスクが一気に上がる」。土田医長は「リスクの高い人は年一回の内視鏡検査を」と呼び掛ける。

私は酒も飲めないし、タバコも吸いません。

食道がんで死ぬことは無いかな。

でも梨本さんもタバコ吸わないけど肺がんで亡くなったし、リスクが少ないからといって油断はできませんね。

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