更新日:2017年1月1日.全記事数:3,191件.

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カルシウムで便秘?


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カルシウムと便秘

カルシウムを摂りすぎると便秘になるという話。

そんな話をすると、ただでさえカルシウム不足気味の女子がますますカルシウムを摂らなくなる。

昔はカルシウム栄養剤を与えられるときに、炭酸マグネシウムが併用されていました。

カルシウムの吸収率が悪いと大腸まで残って水分を吸収して、腸の働き(蠕動)などを阻害したり、
排便環境を悪化させてしまい、便秘になることがありました。

しかし、吸収率の高いカルシウムは小腸で充分吸収されてしまいますので、
大腸で便秘の原因になることはありません。

吸収率の高いカルシウムサプリメントを選ぶようにしたいですね。カルシウム豆知識

牛乳とか食品とかでカルシウムを摂取するのは問題なさそう。

サプリメントや医薬品で大量に摂取する場合は注意しましょう。

カルシウムの副作用

骨粗鬆症の患者さんにカルシウムが処方される。
うちの薬局では、アスパラCAとか。

で、カルシウムで便秘になるってことで、副作用の項目を見てみると、

消化器 0.1~5%未満 腹部膨満感、胸やけ、軟便

便秘の記載が無い。逆に軟便。

医薬品は吸収率が高いのかな。

カルタン錠の副作用には、「消化器 (5%以上又は頻度不明) 便秘、下痢」と、便秘も下痢も書いてある。

ビタミンDで便秘?

カルシウムで便秘になる。
なので、カルシウムの吸収を促進するビタミンD製剤でも便秘になる。

ワンアルファの副作用。
「0.1~5%未満 食欲不振、悪心・嘔気、下痢、便秘、胃痛」

カルシウム

日本人はカルシウムの摂取量が平均的に少ないので、不足分の補充を行うことがあります。
副作用の代表には便秘や胃腸障害があります。
また、ジギタリス製剤の作用を増強するため注意が必要です。
ニューキノロン、テトラサイクリン系の抗菌剤の吸収を阻害するために、これらの薬剤との同時服用は避けなければなりません。

カルシウム製剤の特徴は?

・骨量増加作用や骨折抑制作用に関しては明らかなエビデンスはない。

・他の骨粗鬆症薬との併用効果が期待できる。

・高齢者ではCa吸収効率の低下のため理論上、活性型ビタミンD投与がよい。

・高齢者では、CaとビタミンDでの骨折予防効果は期待できない。

・胃腸障害がある場合は、活性型ビタミンD投与で代替可能。

主な作用機序 カルシウム補充

カルシウム剤は骨粗鬆症患者に単独で用いても効果はない

しかし、カルシウム摂取不足のある症例では、補充するほうがよい

若年者では骨粗鬆症の予防にカルシウム摂取は有効である

カルシウム製剤はわずかに骨密度の増加効果を認めるが、単独では骨折危険性の低下、QOLの維持改善作用は弱いので、主治療薬ではなく他の骨粗鬆症治療薬を使用する場合に基礎治療薬として併用する。

国民栄養調査の結果では日本人のカルシウム摂取量は多くの年齢階層で食事摂取基準を下回っており、骨粗鬆症治療のための摂取目標値は800mg以上とされている。

したがって食事で十分にカルシウム摂取ができない患者にはカルシウム製剤が推奨される。

現在、骨粗鬆症治療薬としての適応を有するのは、L-アスパラギン酸Caとリン酸水素Caのみであるが吸収率の良い乳酸Caなども広く臨床使用されている。

通常食事で500~600mg/日を摂取しているので、補充を行う場合は500mg/日程度でよい。

活性型ビタミンDと併用すると高Ca尿症、高Ca血症さらに腎障害を惹起する危険性が高まるので注意する必要がある。

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