2018年4月2日月曜更新.3,289記事.5,377,448文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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目薬の使用期限は1か月?

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目薬の期限は?

目薬は開封後1ヶ月以上経ったものは使用しないように言われます。

チモプトールXEとか、片目だけに使っていたら1か月以上もつ。
正直、もったいない。

薬の効果が無くなるわけではありませんが、水剤は雑菌が繁殖しやすいために安全性を考慮して、そのように言われます。
直射日光の当たらない涼しいところできちんと密封して保管していれば、開封後2、3カ月でも大丈夫です。

変色したもの、混濁が見られるもの、浮遊物があるものは使用しないこと。

開封後1ヵ月経過した場合は、残液を使用しないこと。

インタール点眼液、ケタス点眼液、フラビタン点眼液などには、
「開封後1ヵ月経過した場合は、残液を使用しないこと。」
と明記されています。

ただ、「開封後は速やかに使用すること」と記載した製品や、記載自体がない製品もあり、添付文書での扱いは一定していない。
このような場合、「開封後の使用期限は1か月以内」と指導するのが適切と思われるが、その理由は日本薬局方に定められた「保存効力試験法」にあります。
この試験法は、日本薬局方に記載されているもので、いわゆる医薬品製造管理・品質管理の基準(GMP)に適合するために必要な試験です。
医療用医薬品であれば、少なくともこの試験結果に適合しているはずであり、点眼薬の開封後の使用期限は、添付文書に特に記載がない限り1か月以内との目安を伝えることができる。

しかしOTCの点眼薬では、容量が最大で20mLまで認められており(医療用医薬品は5mLまで)、長期間使用が想定される。
1か月では使い切らない可能性が高く、業界独自で3か月以内を目安としているようだ。
OTC薬の点眼薬でも保存効力試験法は必ず実施されているが、それ以外の保存試験の内容は各社それぞれであり、開封後3か月以内の保存性が必ずしも試験で確認されているわけではない。

目薬の期限は1ヶ月?

点眼薬の容器に記載されている有効期限は、開封していない容器を正しく保管した場合のものです。

点眼薬にもよりますが、液量と二次汚染を考慮して、一般的に医療用点眼薬の使用期限は開封後約1ヶ月とされています。
使用期限内であっても外観上の変化や異物発生、異臭などの異常が見られた場合には、使用しないでください。

また、防腐剤の含まれていない使い捨てタイプの点眼薬は、開封後1回限りの使用で残液は廃棄してください。
溶解して使用する点眼薬などで、使用期限が1ヶ月より短いものもありますので注意しましょう。

主な用時溶解型点眼薬の溶解後の保管方法・使用期限

エコリシン点眼液 7日間
カタリン点眼用 冷所、遮光、3週間
タチオン点眼用 冷所(15℃以下)、4週間
ベストロン点眼用 冷所、7日間

7日間期限の目薬とか、1日4回両目に8滴さしても総計56滴で、1本100滴使えると想定したら必ず余る計算。
もったいないけど、7日間過ぎたら捨てるように。

コンタクトレンズの保存液の期限

コンタクトレンズの保存液も、点眼液と同様、目に入ってしまうものなので、1か月を期限として使ったほうが良いのだと思う。

参考書籍:日経DI2016.9

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