更新日:2016年12月21日.全記事数:3,137件.

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睡眠時無呼吸症候群に睡眠薬は禁忌?


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睡眠時無呼吸と睡眠薬

睡眠時無呼吸症候群に対する睡眠導入剤の使用は、原則禁忌とされています。
ベンゾジアゼピン系の薬剤は、催眠作用に加えて筋弛緩作用も有しており、無呼吸症状を悪化させるからです。

中でも、作用時間の長いクアゼパム(ドラール)は、添付文書上で睡眠時無呼吸症候群患者に対する投与を禁忌としている。
ただ、ゾピクロン(アモバン)やゾルピデム(マイスリー)などのベンゾジアゼピンの化学構造を持たない非ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤の一部は、筋弛緩作用が比較的弱いことから、睡眠時無呼吸症候群に対して使用されることがあります。

しかし、睡眠薬を飲んだせいで無呼吸に気づかずに死亡する、なんてことは無い。

睡眠薬と睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群には原則、睡眠薬は使用すべきではないとされている。
睡眠薬の筋弛緩作用で舌根が下がり、呼吸抑制が悪化する恐れがあるためで、実際クアゼパム(ドラール)は、同症候群患者への投与が禁忌である。

ただし、ゾピクロン(アモバン) やエスゾピクロン(ルネスタ)、ゾルピデム酒石酸塩(マイスリー) は、筋弛緩作用が少なく、同症候群を悪化させる恐れはほとんどないと言われている。

参考書籍:日経DIクイズ

ω受容体

ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤はいずれも、γ-アミノ酪酸(GABA)-A受容体複合体のω受容体に働き、GABAの作用を増強する。
ω受容体には二つのサブタイプがあり、ω1受容体は抗不安作用や筋弛緩作用に深く関与している。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬はω1、ω2受容体の両方に作用するが、ゾピクロンやゾルピデムはω1選択性が高く、筋弛緩作用が弱いのである。

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