更新日:2016年12月21日.全記事数:3,137件.

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PPIで骨折しやすくなる?


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PPIの骨折リスク

プロトンポンプ阻害剤(PPI)を1年以上服用すると、大腿骨頸部骨折の危険が22%も増加することが、英国の50歳以上を対象にした調査で分かりました。

服薬期間が長いほど、1日平均投与量が多いほど、骨折リスクはより増加しました。

タケプロンの添付文書の使用上の注意には以下のように記載されている。

海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されている。特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。

カルシウムは胃酸でイオン化されて、吸収されやすい形になるために胃酸分泌を抑制するとカルシウム不足から骨粗鬆症になりやすいという可能性が考えられています。

しかし、もともと骨粗鬆症だった人は背中が丸くなりやすく、胃液が食道に逆流しやすい(逆流性食道炎)ので、PPIを服用することもあります。

骨折してNSAIDsとPPIを飲んで、また骨折しやすくなって・・・と整形外科を受診し続けるわけです。
PPI服用時にはカルシウム剤も併用したほうが良いかな。

プロトンポンプ

プロトンポンプは、胃壁細胞意外にも腎臓、破骨細胞などに存在しており、破骨細胞にある液胞型(V型)のプロトンポンプは、骨吸収に関与しているため、PPIによるプロトンポンプの阻害は、むしろ骨吸収の抑制につながる可能性もあるとの指摘もあります。

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