更新日:2015年10月22日.全記事数:3,079件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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この薬いつまで使えますか?


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薬の使用期限

薬の使用期限がいつまでなのか聞かれることは多いですね。
患者さんの質問で一番多いんじゃないでしょうか。
調剤された医薬品は、医師が患者を診察し、現在の症状の改善に最も適した医薬品について、必要と考えられる量と投与期間を考慮して処方されたものです。
基本的には、決められた用法・用量を守って服用している場合、医薬品が残ってしまうことはありません。
しかし、屯服薬や点眼薬、消毒薬のような外用剤は全部使い切る前に症状が改善されることがあり、医薬品が余ることはあります。
そのような場合は、もったいないからとか今後同じような症状になったら使おうと思わず、医薬品の服用が必要なくなった時点で使用期限切れと考え、廃棄するほうがいいです。
残った薬は捨てる、というのが教科書どおりでしょう。
しかし、もったいない。
一般的な感覚として、賞味期限切れの食べ物と同じように、期限が切れていても使えるんじゃないか、と思いがち。
薬剤師の感覚でも、「期限が過ぎてたって、すぐに効かなくなるわけじゃない」と思います。

液剤の使用期限

シロップや目薬、点鼻薬の使用期限は、薬の有効性や安定性ではなく、開封後、雑菌が混入することが問題になります。
調剤されたシロップは、ペットボトルのジュースぐらいの使用期限でしょう。
目薬や点鼻薬は飲むわけではないし、水道水で薄めてもいないので、もう少し長い使用期限、開封後1ヶ月くらいでしょう。

錠剤の使用期限

錠剤やカプセルについては、1年は問題ないでしょう。
メーカーは3年くらいの使用期限を設定してるけど、あんまり長い使用期限だと薬が売れない、という理由が主だと思うので3年以降の安定性については不明。

粉薬の使用期限

これが一番不明。はじめから商品として分包されている粉薬は錠剤くらいの使用期限で良いと思いますが、薬局で瓶から取り出して調剤したものについては、どうなのでしょう。
3~6ヶ月?
一番問題なのは湿気だと思うので、季節が変わって気温差が大きいと変質しているかも。1クールの3ヶ月くらいを使用期限の目安にしてもらうのがいいでしょうか。根拠はありません。

使ってもいいかどうか

以前と同じような症状が出た時に、残っている薬があれば使いたくなる。
そのときに薬剤師に一応「いつまで使ってもいいですか?」と確認する。
「いつまで使えるか?」という問いかけを、「効果がいつまで続くか?」という問いかけとして対応してしまうと、マズイかも。
錠剤が1年くらい期限的に問題ないからといって、1年後同じような症状のときに飲んでもいいのか。
花粉症の薬とかなら問題ないでしょうけど。
どういう薬なのか、ということも含めて、いつまで使ってもいいのかという問いかけには、慎重に答える必要がある。

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