2019年2月17日更新.3,368記事.5,927,257文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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歯科から処方できるNSAIDs

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歯科適応のないNSAIDs?

歯科から痛み止めが処方されることがある。

痛み止めによっては歯科の適応が無いものもあるので注意を要する。
フルカムやバキソなどのオキシカム系のNSAIDsには、以前は抜歯後の鎮痛、消炎という適応がありました。
しかし、現在は削除されてしまったので、歯科でフルカムやバキソが処方されることはありません。

主な痛み止めと歯科の適応(歯痛、抜歯後の鎮痛・消炎)の有無
適応あり:ロキソニン、セレコックス、ボルタレン、ポンタール、カロナール、トラムセット、オパイリン、バファリン、ナイキサン、ニフラン、ソレトン、ペオン
適応なし:フルカム、バキソ、ロルカム、トラマール、ランツジール、スルガム、クリノリル、アルボ、ハイペン、オステラック、モービック、ブルフェン

ブルフェンとか歯痛に適応あってもよさそうですが、無い。
ちなみに市販のイブの効能効果には「歯痛」がある。

歯科から処方される薬は、抗生剤か鎮痛剤、消炎剤と限られており、歯科医は慣れた薬しか処方しないのでこのような適応上の処方ミスをすることは無いと思われるが、知っておく。

歯科からフルカム?

歯科からフルカムが処方されることはない、と思っていましたが、先日歯科からフルカムの処方がきました。
聞いてみると、顎関節症による痛みに使われるらしい。

フルカムの適応症は、

下記疾患並びに症状の鎮痛、消炎

関節リウマチ
変形性関節症
腰痛症
肩関節周囲炎
頸肩腕症候群

顎関節症は変形性関節症の病態も含まれるのかな。
ということで、歯科からフルカムが処方されることもある。

バキソとフルカムはリスクが高い?

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のアンピロキシカム(フルカム)は、ピロキシカム(バキソ)のプロドラッグである。
ピロキシカムは、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害作用により強力な鎮痛・抗炎症作用を示すが、coxの2種類のアイソザイムのうち、炎症時に誘導されて発痛物質の産生にかかわるC0X2のみならず、プロスタグランジンの産生を介して胃粘膜を保護するCOX1も阻害するため、胃腸傷害を起こしやすかった。

アンピロキシカムは、ピロキシカムと効果は同等ながら、プロドラッグ化により胃腸傷害を低減させることを意図して開発された。
1日1回の服用でいいことから、処置後の炎症や術みを抑えるために歯科領域、外科領域で高頻度に処方されていた。

しかし2008年4月、アンピロキシカムの効能・効果から「外傷後、手術後および抜歯後の鎮痛、消炎」が削除された。
添付文書の改訂がなされたのは、欧州医薬品審査庁が05~06年に行った、NSAIDsの安全性調査結果による。
調査は、COX2選択性の高いNSAIDsで心血管合併症の発症リスクが高まるとの報告が相次いだことをきっかけに始まり、従来のCOX2非選択性NSAIDsまで範囲を広げて心血管合併症、胃腸傷害、重篤な皮膚障害のリスクが調査された。

その結果、COX2非選択性NSAIDsでも長期間の使用で心血管合併症のリスクが上昇する可能性があり、特にピロキシカムでは、胃穿孔などの重篤な胃腸傷害、スティーブンス・ジョンソン症候群など重篤な皮膚障害の発症頻度が他のNSAIDsよりも高いことが判明した。
また、ピロキシカムは、1日の総使用量が20mgを超えると消化管障害の発現リスクが高くなり、ピロキシカムによる重篤な皮膚障害の多くは、投与開始から1か月以内に発症していた。

参考書籍:日経DIクイズ

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疑義照会のコツ③

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薬剤師

疑義照会って億劫ですよね。みんなどうしてるんでしょう?

疑義照会の電話をかけるときは、どんな内容であっても緊張する。自分は、医師と話すこと自体緊張するので、診察のときも緊張する。医師だけじゃなかった、人と話すこと自体緊張する。対人恐怖でした。
とにかくしどろもどろにならないように、複数の確認事項がある場合は先にそれを伝える。
先生

↑疑義照会あるあるだね

薬剤師の情報収集法

時間の無い医療従事者にとって、効率的な情報収集は必要不可欠です。
私は学生時代から効率的な勉強方法を探って生きてきました。
例えば、1時間でいかに効率よく勉強するか、ということを1週間かけて考えていました。。。今になって思えば1週間勉強すればよかったと思います。
とにかく、この情報過多の時代を生き残るカギは、質の高い情報をいかに入手するかということにかかっていると思います。

有象無象の情報がうずまく社会、インターネットでググってウィキペディアで調べるという私の得意技でもありますが、一般人と同じようなことをしていて薬剤師という専門性の高い職種の職能を発揮できるでしょうか?
自虐的になりますが、こんなくだらないブログを見るより専門性の高いサイトで情報収集したほうが有益でしょう。ぃぇ、私のブログも有益な情報を提供したいとは思っていますが。

私の情報収取先として重宝しているのが、
国内最大級の医療従事者向け会員登録制サイト「m3.com」エムスリードットコムです。

求人情報が頻繁に来るのはウザイですが、情報の質はやはり医療従事者向けということで必要な情報が上がってきます。たまに、「こんなクソ薬局辞めてやる!」と自暴自棄になる私にとっては求人情報もある種の心の拠り所にもなったりします。
「m3.com」エムスリードットコムも登録は無料ですが、他の登録制の医療従事者向けサイト、ケアネットとか、日経メディカルとかも無料ですので、ひと通り登録しておいて損は無いと思います。自分に合った情報入手方法で日々の勉強を共に頑張りましょう。

コメント

  1. コメントありがとうございます。

    見逃してました。修正します。

    yakuzaic:2018/4/7

  2. セレコックスは抜歯後疼痛で適応ありませんでしたか?

    匿名:2018/4/7

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生息地:雪国
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