2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
頭痛

頭痛は頭部の一部あるいは全体の痛みの総称で、後頭部と頚部の境界、眼の奥の痛みも頭痛として扱う。
頭痛は、熱や腹痛と同様に症状名であるが、ほかに原因となる疾患がないのに慢性的に頭痛発作をくり返すものは疾病であり、一次性頭痛(頭痛症)とする。
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛が代表的である。

片頭痛の重要な特徴は頭痛により日常生活に支障が起こること、悪心(吐き気)・嘔吐や、音過敏、光過敏、臭過敏を伴うことである。
片頭痛の治療はトリプタン製剤の登場により一変している。
緊張型頭痛は締め付けるような頭痛で、生活の支障が比較的少ない。

群発頭痛は眼周囲から前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週〜数ヶ月の期間群発することが特徴である。
睡眠中に頭痛発作が起こりやすく、発作中は眼充血や流涙、縮瞳、眼瞼下垂など、顔面自律神経症状を伴う。
一次性頭痛は治療が可能で、また、治療が必要な疾患であるが、わが国ではまだ十分認知されていない。

一般人口の約40%がなんらかの頭痛を経験しており、8.4%が片頭痛に罹患している。
片頭痛は女性に多く、30〜40歳代の女性の有病率は約20%に上る。
群発頭痛患者が、正しく診断を受けるまでに10年以上要するといわれている。

群発頭痛は20〜30歳代に多く約85%は男性とされてきたが、最近の疫学調査では男女差が縮小してきて女性の群発頭痛が増えている。