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パーキンソン病患者は黒い涙を流す?
公開. 更新. 投稿者:パーキンソン病.この記事は約1分7秒で読めます.
6,718 ビュー. カテゴリ:レボドパ
ドパゾールとかドパストンとかのレボドパ製剤の副作用に、
唾液の変色(黒色等)、痰・口腔内粘膜・汗・尿・便等の変色(黒色等)
尿、便、汗、唾液などの黒色変がある。
涙も黒くなることがあるという。
実際そこまでの訴えを聞いたことはありませんが。
黄色や赤色系の尿であればまだマシ?かもですが、黒い尿とか出てきたら、かなり心配になりそうなので事前に伝えておくべきかと。
レボドパだけじゃなくて、メチルドパ(アルドメット)でも、
患者の尿を放置すると、メチルドパ又はその代謝物が分解され、尿が黒変することがある。
とある。
レボトパ及びその代謝物は酸化されやすく、アルカリや光に不安定です。
尿や汗が黒変する現象はレボドパあるいはその代謝物が諸条件下で変化を受けて黒いメラニン重合体を生成し、それが排泄されるためと考えられます。
参考:第一三共メディカルライブラリー
レボドパと酸化マグネシウム
レボドパ製剤の副作用に、歯や歯茎、唾液、汗、尿、便の黒ずみがある。
これはLドパ製剤の化学的性質に起因する副作用で、酸化マグネシウムなどの塩基性製剤との併用で発症頻度が高まると考えられている。
Lドパ製剤はカテコール骨格を有しており、塩基性条件下では、キノン体を経て黒褐色色素であるメラニンへと至る酸化反応が進みやすい。
その結果、水に難溶性の黒色の重合体が生成して、歯などへの沈着や唾液、汗などの着色が生じるのである。
参考書籍:日経DI2013.10
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