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モーラステープを小児に使っても良いか?
公開. 更新. 投稿者:痛み/鎮痛薬.この記事は約1分28秒で読めます.
34,076 ビュー. カテゴリ:小児に使える湿布
痛みどめの貼り薬なんて大した副作用もないし、子供にだって使って良いでしょ。
と、親御さんは思って、自分が処方されたシップを子供にも使ってしまう。
そしてひどいかぶれを負ってしまう。
そういう話もチラホラ聞かれます。
小児にモーラステープが処方されることもありますが、光線過敏症には注意しないといけない。
医療用の痛みどめ貼り薬で、小児の使用を制限された薬は無い。
と思う。
しかし、OTCでは子供に使えないシップが存在する。
まずジクロフェナク。
ボルタレンテープの「してはいけないこと」に「次の人は使用しないでください:15才未満の小児」とある。
つぎにインドメタシン。
サロンパスEXの「しはいけないこと」に「11歳未満の小児に使用させないでください。」とある。
そしてフェルビナク。
フェイタスの「してはいけないこと」に「次の人は使用しないでください:15歳未満の小児」とある。
基本的に1類、2類がダメで、3類ならOKって感じらしい。
ケトプロフェンテープ以外なら比較的安心かなあ、と漠然と思っていますが、市販の貼り薬を小児に売る時は注意が必要です。
子供にシップを使っちゃダメ?
小児適応のあるシップって聞いたことありませんが、小児にもモーラステープとか普通に処方されます。
医療用のものは医師の裁量で処方されますが、OTCでは年齢制限があるものもあるので注意が必要。
ジクロフェナクやフェルビナク、ケトプロフェン、ピロキシカムを配合する製剤は15歳未満、一部のインドメタシン製剤は11歳未満では使用できない。
サロンパスEXは「11歳未満の小児」は使っちゃダメ。
そのほかにも、プラスター剤は粘着力が強く、子どもの皮膚に剥がすときの刺激が強いため、年齢制限が設けられている場合も。
トウガラシエキスやノニル酸ワニアリルアミドを含有する商品には、これらの成分の皮膚への刺激の強さに配慮して、年齢制限が設けられている場合もあります。
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3 件のコメント
4歳の息子ですが鎖骨骨折しています。
痛み止め飲みたがらないのでモーラステープを処方してもらいましたが使用しても大丈夫でしょうか。
身長106センチ 19キロです。
コメントありがとうございます。
記事にも書いてある通り、子供の皮膚は弱いので、湿布かぶれには気を付けたほうがいいです。
痛くて眠れない、というほどでもなく、お子さんが大丈夫というのであれば、使わないほうが良いと個人的には思います。これから夏のシーズン、日差しに当たる機会も多くなると思いますので、剥がした後もしばらくは日差しに気を付ける必要のあるモーラステープはあまり使いたくないですね。
MS冷シップとかなら小児使えるんじゃないの?
まぁ採用ないから、モーラス出るよ。