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経腸栄養剤のおいしい飲み方は?
公開. 更新. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約3分29秒で読めます.
7,433 ビュー. カテゴリ:経腸栄養剤のフレーバーの種類は?
飲みにくい経腸栄養剤などの薬に、味をつける目的で各社からフレーバーという味付けのふりかけが提供されている。
存在を知らずにそのまま渡して、不味くて飲めない、とか。
いつもフレーバーを渡しているのに、フレーバーを渡し忘れた、とか。
コンプライアンスに影響したり、調剤ミス(?)みたいな状況になるので、けっこう大事。
いちおう、そのままでも飲める人は飲める。
しかし、同じ味だと飽きてしまうという人もいるので、フレーバーの存在は伝えておこう。
以下、私が知っている限りのものです。
・アミノレバンEN:プラム、パイナップル、アップル、コーヒー、抹茶、フルーツ(嚥下しやすくするためのゼリーの素もある)
・ヘパンED:フルーツトマト、オレンジ、パイナップル、青リンゴ、コーヒー、ヨーグルト、グレープフルーツ、さっぱり梅、マンゴー、コンソメ
・アーガメイトゼリー:りんご
エレンタールもヘパンと同じ味の素の薬なので、同じフレーバーが使えます。
また、「水で作れるゼリーミックス」「ゼリーミックス」「ムースベース」などのとろみをつけるための製品も味の素は作っているようです。
成分栄養剤専用フレーバーのご案内
以下の栄養剤はもともと味がついているものです。
・ラコール:ミルク、コーヒー、バナナ、コーン、抹茶(400mLはミルクのみ)
(ミルクにはフレーバーあり:コーヒー、レモンスカッシュ、ココア、コーンスープ、ごま)
・エンシュア:バニラ、コーヒー、ストロベリー
・エンシュアH:バニラ、コーヒー、バナナ、黒糖、メロン
フレーバーはメーカーから無償提供されているので、患者さんにも紹介しやすいですが、もともと味の付いているものについては、色々な味を試したいという意向で使われると、薬局としては困ってしまう。
栄養剤の期限はもともと短く、期限切れのリスクが高い。色々な味の商品を用意すると一箱使い切ることが出来ない。
また栄養剤を使っている患者さんは、いつまで使い続けることができるのか、というリスクも存在する。いつ亡くなるかわからない。そしたらデッドストック。
なので、処方せんで指示でも無い限りは「とりあえずバニラ」という勧め方になるだろう。
フレーバーを使う時の注意事項としては、まず糖分を含むこと。
ちなみにヘパンのフレーバーの糖質量は、オレンジ味6g、パイナップル味6g、青りんご味6g、コーヒー味5.3g、グレープフルーツ味6g、ヨーグルト味5.96g、フルーツトマト味5.9g、さっぱり梅味5.96g、マンゴー味5.7g、コンソメ味3.46gが含まれます。だそうです。インタビュフォームに組成表があります。
コーヒー味のフレーバーには、カフェインが1包あたり最大で約83mg含まれているらしい。けっこう多い。
グレープフルーツ味のフレーバーには、天然果汁は使用していない、ということなので、グレープフルーツジュースと相互作用のある薬を飲んでいても大丈夫なようだ。
メニレットゼリーのおいしい飲み方
めまいの薬にメニレットゼリーという薬がある。
メニレットゼリーはイソソルビドのゼリー状の製剤で、カカオ末を配合しチョコレート様のにおいと甘みがあり、イソバイド液に比べて飲みやすい。
それでも、飲みにくい。
ゼリーと聞くとおいしそうですが、苦い。
飲み方の工夫
・ひとくちずつスプーンにとり、あまり噛み砕かずに飲み込む。
・スプーンで砕いた後に、水を注いだコップに入れて、口の中であまり味合わないように飲み込む。
・コーヒーフレッシュ、コンデンスミルク、アイスクリーム、はちみつなどを添加すると服用しやすくなる。
・冷凍保存は避けるように注意する。
・メニレットゼリー専用のフレーバーもあるので、お好みの味のものを提供することもできる。(ミルク味、ココア味、ヨーグルト味の3種類:ゼリーに好みの量を加減してふりかけて服用する)
アーガメイトゼリーのおいしい飲み方
アーガメイトゼリーという薬があります。
食べてみたことはありませんが、マズイらしい。
粘土のような食感、多少甘みはあるらしい。
飲みにくいので、味をごまかすためのフレーバーをメーカーから無料でもらえます。りんご味のフレーバーです。
リンゴ味しか無いようです。
アミノレバンのおいしい飲み方
アミノレバンENは、専用の溶解容器を用いて、水または温湯に溶かして服用する製剤である。
通常は180mLの水に溶解するが、水の量は80~230mLの範囲で調節できる。
水分量の多さが負担になる場合は、味は濃くなるが水の量を減らすとよいだろう。
アミノ酸の苦味が気になるようなら、溶解時に氷を数個入れるよう勧めるのも一法である。
氷を入れることで溶解性が高まると同時に、溶液が冷えるため、アミノ酸の苦味を感じにくくなる。
苦味対策としてメーカーから提供されているフレーバー(矯味剤)を利用してもよい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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2 件のコメント
私は苦味より甘さに驚きました。
入院中で昨日から処方されました。スプーンですくって少量ずつ口に入れて口の中でくだいて、そこに牛乳を流し込んで、混ぜて食べれば、おいしい食後のデザートになります。これは不精者のやり方ですので、器を用意して、最初からコーヒーゼリーのようにして食べると品もあります(笑)