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腰痛の原因は腰椎の4番目と5番目?
公開. 投稿者:痛み/鎮痛薬.この記事は約2分38秒で読めます.
957 ビュー. カテゴリ:腰椎4番と5番
「背骨の4番目と5番目の間が悪いと言われた」
患者からよく聞く言葉である。大体腰椎の4番目と5番目のことを言っている。
背骨は専門的に言えば「脊椎」のことで、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎3〜6個で構成されています。仙椎と尾椎はそれぞれ癒合しており、仙骨および尾骨と呼ばれる。
頚椎は上からC1~C7、胸椎は上からT1~T12(またはTh1~Th12)、腰椎は上からL1~L5と呼ばれる。
腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症など、大体起こりやすいのは、腰椎の上から4番目L4と5番目L5 の間の部分である。
50代過ぎれば腰痛の無い人でも、4番目と5番目が狭くなっていることも多く、負担のかかりやすい部位なのである。
手のしびれは首から?足のしびれは腰から?
手や足のしびれを訴える患者が、整形外科を受診し、「首から来ている」「腰から来ている」ということを医師から言われることがある。
手足のしびれの原因は、脊髄から来ていることが多い。
具体的に、医師から画像を見せられて「何番目の神経が狭くなっている」といった話を聞いてくる患者もいる。
こちらは「ふ~ん」と思いながら聞いているだけですが、以下のような図がある。
File:Grant 1962 663.png
この図はデルマトームといって、どの神経が体の皮膚のどの領域の感覚を支配するかを示しています。
日本語では、皮膚分節知覚帯という。
脊髄には、上から頸髄(C1~8)、胸髄(Th1~12)、腰髄(L1~5)、仙髄(S1~5)があります。
首を例に挙げると、デルマトール図で、第6頸神経 (C6) は手の親指側を支配し、第7頸神経 (C7)は人指し指と中指、第8頸神経 (C8) は薬指と小指側を支配していることがわかります。
首のヘルニアや頚椎症ではこれらの神経が障害されることが多く、障害される部位によって首から手の親指側 (C6) や、中指側 (C7) 、または小指側 (C8) 側が分節状にしびれるのが特徴です。
親指がしびれる、という患者に「首の6番目の神経が障害されているのかも知れませんね」とか言えたら、一目置かれる?かもしれません。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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