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エンレストの用法は1日2回?
公開. 更新. 投稿者:心不全/肺高血圧症.この記事は約2分38秒で読めます.
4,727 ビュー. カテゴリ:エンレストの用法
エンレストの用法って1日1回だったり1日2回だったりするよね
エンレスト®の成分はサクビトリルバルサルタンナトリウム水和物であり、構造の中にバルサルタン(ディオバン®)を含む薬である。配合剤ではない。
エンレスト錠には、50㎎・100㎎・200㎎の3規格がある。
ディオバン錠は、20㎎・40㎎・80㎎・160㎎の4規格だった。
ディオバンの適応症は高血圧のみであるが、エンレストは高血圧と心不全にも適応がある。
エンレストの用法は以下の通り。
〈慢性心不全〉
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
〈高血圧症〉
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は1回400mgを1日1回とする。
ディオバンの用法は以下の通り。
通常、成人にはバルサルタンとして40~80mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、1日160mgまで増量できる。
通常、6歳以上の小児には、バルサルタンとして、体重35kg未満の場合、20mgを、体重35kg以上の場合、40mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。ただし、1日最高用量は、体重35kg未満の場合、40mgとする。
ディオバンには小児の適応もあるが、エンレストは成人のみ。
高血圧に対してはどちらも1日1回の用法であるが、エンレストの心不全に対する用法は1日2回である。
エンレストが1日1回で出てたら高血圧、1日2回で出てたら心不全だぞ。
ディオバンの1日最大投与量は160㎎であるが、エンレストは1日400㎎まで投与可能である。
ディオバンの分子量が435.52で、エンレストの分子量が957.99なので、約2.2倍。
エンレストの用量はだいたいディオバンの2倍と覚えておくといい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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