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高齢者に禁忌の薬
公開. 更新. 投稿者:花粉症/アレルギー.この記事は約1分17秒で読めます.
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高齢者は思いがけず薬の効果が強くあらわれることもあり、あらゆる薬で注意が必要ではある。しかし、添付文書上で高齢者に「禁忌」となっている薬は少ない。
医薬品名 | 禁忌 |
---|---|
ジベトス錠50mg | 次に示す状態の患者[乳酸アシドーシスを起こしやすい。]・高齢者 |
ペリアクチン錠4mg /ペリアクチン散1% | 老齢の衰弱した患者 |
「高齢者」に禁忌となっている薬に、ジベトスがあるが、意外なところでペリアクチンの禁忌に、「老齢の衰弱した患者」という記載がある。
「一般に高齢者では生理機能が低下しているので,減量するなど慎重に投与すること。なお,安全性が確立されていないので老齢の衰弱した患者には投与しないこと。」とのこと。
国立保健医療科学院が公表している、「高齢者が避けた方がよい医薬品のリスト」というのがあります。
精神神経系に働く薬、循環器系に働く薬などは、めまい・ふらつきを起こし、転倒骨折のリスクも高いので注意する必要がある。
抗コリン作用の強い抗ヒスタミン薬
dl-マレイン酸クロルフェニラミン[アレルギン]、塩酸ジフェンヒドラミン[ベナ、レスタミン]、ヒドロキシジン[アタラックス]、シプロヘプタジン[ペリアクチン]、プロメタジン[ヒベルナ、ピレチア]、d-マレイン酸クロルフェニラミン[ポララミン]高齢者においてアレルギー反応の治療を行う場合には、抗コリン作用の弱い抗ヒスタミン薬が望ましい。
しかし、ペリアクチン以外の抗ヒスタミン薬については、同じような禁忌の記載はない。
なんでペリアクチンだけ「老齢の衰弱した患者」に禁忌なのか。その理由についてはわからない。
しかし、「衰弱した」という記載があるので、ただの高齢者に処方するのは問題ない。保険請求上で問題になることはほとんどないだろう。
ペリアクチンには食欲増進作用があるので、食欲がないという高齢者に処方する可能性もなくはない。
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