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消毒用のアルコール綿は無料でもらえる?
公開. 更新. 投稿者:糖尿病.この記事は約1分6秒で読めます.
13,748 ビュー. カテゴリ:インスリン注射時の消毒綿は病院でもらえる
注射時のアルコール綿って薬局で渡すもの?
時々、「インスリン注射時に使う消毒用アルコール綿を買いたい」という患者がいる。
1箱500円くらい。
普通に販売してしまいますが、ちょっと待って。
それって本来病院、医療機関でもらうもの。
医療機関では、インスリン注射を日常生活において行っている患者に対して「在宅自己注射指導管理料」という点数が算定されます。
1 複雑な場合 1230点
2 1以外の場合
イ 月27回以下の場合 650点
ロ 月28回以上の場合 750点
この点数には、簡易血糖自己測定器の無償提供(または無償貸与)、試験紙(血糖測定センサー、あるいは血糖測定チップ)の支給、穿刺(せんし)用器具、穿刺針、消毒用アルコール綿など、必要な機器や備品の提供・支給(または貸与)の全てが含まれる。
そのため、医療機関で消毒綿も渡しているところがほとんどだが、渡し忘れ?なのか、患者からの申し出が無ければ渡さないのか、たまに薬局での購入を求めてくる患者もいる。
使い過ぎて無くなったというパターンもあるかも。
在宅自己注射指導管理料の対象薬剤はインスリンのみならず、フォルテオやエンブレルなども含まれるので、それらについても病院でアルコール綿もらえる、はず。
薬局としては商品が売れればいいですけど、患者側に立てばもったいないので、「病院でもらったほうがいいですよ」と教えてあげよう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。
2 件のコメント
糖尿病で診療所に通院しているものです、先日、血糖が高くなっているので、インシュリン注射を進められました。その際に薬局で簡易血糖測定器とアルコール綿を保険外で請求されました。これは保険請求には、ならないのでしょうか?
コメントありがとうございます。
そこは医師の判断になりそうです。診療所でご相談を。