ラグノスゼリーとラグノスNF経口ゼリーの違いは？

ラグノスNF経口ゼリー

ラグノスNF経口ゼリーというラクツロース製剤が発売された。

今までのラクツロース製剤との大きな違いは、慢性便秘症に適応を持つことだ。
ラグノスNF経口ゼリーの効能効果

○慢性便秘症（器質的疾患による便秘を除く）
○高アンモニア血症に伴う下記症候の改善
　精神神経障害、手指振戦、脳波異常
○産婦人科術後の排ガス・排便の促進

このラグノスNF経口ゼリー以前にも、ラグノスゼリーという製品が販売されており、そのの効能効果は

高アンモニア血症に伴う下記症候の改善
　精神神経障害、手指振戦、脳波異常
産婦人科術後の排ガス・排便の促進

ラクツロース製剤にはこのラグノス以外にも、モニラックやピアーレなどがあるが、便秘に対する適応は「小児における便秘の改善」であり、小児適応しか無かった。

どの程度の薬価になるのかわかりませんが、酸化マグネシウムよりもコストパフォーマンスが良ければ、広まるのではないでしょうか。

ちなみにNF = New Formula = 新しい組成・処方という意味です。
ラコールＮＦと同じ。

ラグノスゼリーは１包16.05gで、ラグノスNF経口ゼリーは１包12g。
ラグノスNF経口ゼリーは原薬を高純度の結晶ラクツロースに変更しており、それに伴い、よりコンパクトで携帯性に優れた製品となっている。

また、ラグノスゼリーの薬価単位は「ｇ（グラム）」でしたが、ラグノスNF経口ゼリーは「包」となっている。薬品登録時に気を付けるように。