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バリキサの処方は21日まで?
公開. 更新. 投稿者:抗菌薬/感染症.この記事は約1分10秒で読めます.
3,592 ビュー. カテゴリ:バリキサの処方日数制限は?
抗サイトメガロウイルス薬という、馴染みの無いウイルスの治療薬であるバリキサ。
とある患者様のおくすり手帳の履歴をみていたら、載っていたので調べる。
バリキサ錠は1錠約3000円というバカ高い薬なので、漫然とした投与は許されない。
添付文書の「用法及び用量に関連する注意」には以下のように記載されている。
維持治療は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ行い、不必要な長期投与は避けること。
手帳の履歴をみると、21日分の処方が何回か繰り返されていた。
初期治療について、21日間を超える本剤投与の有効性及び安全性に関する情報は得られていないので、21日間を超える投与は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみに限ること。
1日2回の初期治療においては21日間という制限がかかっている。
1日1回の維持治療に移行してからは、特に日数制限は設けられていない。
インタビューフォームで米国における承認状況をみると、
腎臓,心臓又は腎臓-膵臓移植を受けた患者に対し,バルガンシクロビルとして900mg(450mg 錠2錠)1日1回,食直後に投与する。移植後10 日以内に投薬を開始し,移植後100 日まで継続投与する。
と書かれているので、100日くらい続けることもあるのかな。
にしても、催奇形性、精子形成の低下、発癌性といった怖い副作用があるので、できる限り長期投与はしたくない。
腎機能の程度によっても、初期治療と維持治療の用量が異なるので、注意する。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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