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モーラステープで消化性潰瘍?
公開. 更新. 投稿者:痛み/鎮痛薬.この記事は約1分57秒で読めます.
3,586 ビュー. カテゴリ:貼り薬と消化性潰瘍
モーラステープの副作用に「消化性潰瘍」と追記されていた。
可能性としては、あることだと思っていたが、実際に起こるとはなかなか想定しづらい。
最近は処方枚数制限もあるし、過剰に使用するケースは減っていると思われる。
恐らく、NSAIDsの内服薬との併用のケースが多く、相乗効果もあって消化性潰瘍の頻度は多くなるのだと思われる。
NSAIDsの貼付剤による消化器系の副作用を調べると、
さすがのロコアテープには「胃腸障害(1%未満)腹部不快感、胃炎、消化性潰瘍、腹痛、悪心、嘔吐、口内炎」とあり、消化性潰瘍のある患者にも禁忌となっている。
が、その他ほとんどの貼付剤には、皮膚関係の副作用しか記載されていない。
ボルタレンテープ、セルタッチパップ、ゼポラスパップなど。
その中で、ロキソニンテープには、消化器系の副作用がみられた。
消化器
(0.5%未満)
胃不快感、上腹部痛、下痢・軟便肝臓
(0.5%未満)
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇
副作用があるということは、その分効くのかな、というイメージにもつながる。
肩が凝る人は、ストレスが多くて、消化性潰瘍にもなりやすい、という関係も内在しているのかも知れません。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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