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わかりにくい使用部位の名称
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約5分9秒で読めます.
2,343 ビュー. カテゴリ:CM関節
処方せんに、ロキソニンテープの使用部位が書いてあったのだが、その場所が、
「母指CM関節部位」
との記載。
どこだ?
患者に聞けば早いですが、一応調べてから投薬に向かう。
DIP関節:指の先端から最初の関節。末節骨と中節骨の間の関節(distalinterphalangeal joint)
PIP関節:指の先端から2番目の関節。親指には無い(proximal interphalangeal joint)
MP関節:指の根元の関節。(metacarpal phalangeal joint)
CM関節:手の甲の根元の所の関節。親指の他は動きずらいのでわかりずらい(carpo metacarpal joint)
関節の呼び名もいろいろあるのですね。
母指CM関節症という病名もあります。
親指の付け根の関節の変形性関節症ということだそうだ。
親指の付け根の関節、って書いてくれると助かります。
処方せんの指示どおり薬袋や薬情にも記載されるので、患者にもわかりやすい使用部位の記載を求む。
人体の名称
塗り薬の使用部位などで、時折、「どこ?」っていう部位が書かれてくることがある。
鼠径部、足蹠、左外顆部、母趾、環指などなど。
患者さんに聞けばわかりますが、一応覚えておくべし。
頭部(とうぶ)
頭(あたま):頭部(とうぶ)=首から上の部分。
頭(あたま)
額(ひたい)・こめかみ
頭頂(とうちょう)=頭のてっぺん。頭頂骨の範囲。
前頭部(ぜんとうぶ)=頭の前の部分。
側頭部(そくとうぶ)=頭の側面。
後頭部(こうとうぶ)=頭の後ろの部分。
髪(かみ)
旋毛(つむじ)
脳(のう・なずき)
額(ひたい)
顔・かお
面・おもて・つら
睫毛(まつげ)
眉(まゆ)
眉宇 (びう)=宇は軒(ノキ)の意。眉(マユ)を目の軒と見立てていう語、まゆのあたり。まゆ。
眉頭(まゆがしら:びとう)=眉の鼻側の端。
眉根 (まゆね )=眉の,顔の中央の側の端。また,眉。まよね。
眉尻(まゆじり)=眉の外の端。
眉間(みけん)=左右の眉の間、額の真ん中。
髭・鬚・髯(ひげ)
頬(ほお)
目・眼(め・まなこ)
瞳・眸・睛(ひとみ)
瞼(まぶた)
眼瞼 (がんけん)=まぶた。
一皮目 (ひとかわめ)=一重瞼(ヒトエマブタ)。
目頭(めがしら)=目の鼻側の端。涙腺がある。
目尻(めじり)=目の耳側の端。
目端(めはし)=目の端。また,眼力。
眦・目尻(まじり)=(1)めじり。まなじり。(2)目つき。
目壺(めつぼ)=目の穴。眼窩(ガンカ)。
目の鞘(めのさや)=まぶた。
鼻(はな)
鼻梁(びりょう)鼻筋(はなすじ)=眉間から鼻の先までのライン。
鼻孔(びこう)=鼻の穴。
鼻翼(びよく)=鼻の先の,左右両端にふくれている部分。こばな。
鼻溝 (はなみぞ)=鼻の下から上唇にかけて,縦にくぼんでいる部分。人中(ニンチユウ)。
耳(みみ)
耳殻(じかく)耳介(じかい)=耳の形が貝殻状になるからいう。
耳朶(じだ・みみたぶ)=耳の下部の垂れ下がった肉の部分。
口(くち)
口角(こうかく)=唇の両脇の部分。
口脇(くちわき)=口の両わき。口のはた。
口尻(くちじり)=唇の両端。
口吻(こうふん)=くちさき。くちもと。
口蓋(こうがい)=口腔の上壁。前方の大部分は内部に上顎骨と口蓋骨があり硬く(硬口蓋),後方の約三分の一は筋肉を含んで軟らかい(軟口蓋)。
唇(くちびる)
歯(は)
舌(した・べろ)
顎(あご・あぎと)
鰓(えら)=人の下あごの両端。魚の鰓に見立てていう。
喉・咽(のど)
首・頸・頚(くび)
頚部(けいぶ)・首、頸(くび)=頭と胴をつなぐ部分。
首筋(くびすじ)=首の後ろ側。
首根(くびね)=首の根元、肩寄りの部分。
項(うなじ)
盆の窪(ぼんのくぼ)=後頭部から首すじにかけての中央のくぼんだ所。
胴体(どうたい)
胴(どう):胴体(どうたい)=人体の腕、足、頭部以外の部分。狭い意味では腹部を呼ぶ。
胸(むね)=体の前面で,首と腹との間の部分。
乳(ちち)=ちぶさ。にゅうぼう・母乳
乳頭(にゅうとう=乳房の中心の突出部で,乳腺の開口部があるところ。乳嘴(ニユウシ)。ちくび。
乳房(ちぶさ)=外分泌腺の一。哺乳類の胸・腹部の左右に対をなしてある。雌では乳腺や皮下組織が発達して隆起し,哺乳期には乳汁を分泌する。おっぱい。にゅうぼう。
肩(かた)
脇・腋(わき)
腹・肚(はら)
臍(へそ)
鳩尾(みぞおち=〔「みずおち」の転〕胸骨の下,胸の中央にあるくぼんだ所。心窩(シンカ)。
小腹(こばら)腹。また,腹に関するちょっとしたことにいう。「―がすく」
下腹部(かふくぶ)=腹の下の部分。したはら。陰部。
鼠蹊部(そけいぶ)=下腹部のうち足に接する部分。恥骨部の両側にある三角形状の部分をいう。下方の境はももの付け根である。
脇腹(わきばら)=腹の横側。横腹。
腋下(えきか)=わきのした。わき。
腋窩(えきか)=わきの下のへこんだところ。えきわ。
鎖骨(さこつ)=胸骨と肩甲骨とをつなぐ左右一対の骨。ゆるく S 字状に曲がる。
肩甲骨・肩胛骨(けんこうこつ)=上背部に左右一対ある逆三角形の扁平な板状の骨。上肢と体幹を連結する要(カナメ)で,上肢の運動を補強する。かいがら骨。肩骨。
背・脊(せ)
腰(こし)
尻・臀(しり)
上肢(じょうし)
上肢(じょうし)=手と腕の部分
腕(うで・かいな)
肘・肱・臂・(ひじ)
手・掌(て・てのひら・たなごごろ)
指(ゆび・および)
親指=母指
人差し指=示指
中指=中指
薬指=環指
小指=小指
親指は「お父さん指」、人差し指は「お母さん指」、中指は「お兄さん指」、薬指は「お姉さん指」、小指が「赤ちゃん指」という俗称もあるので、母指と聞くと、「人差し指?」と勘違いしてしまうこともあるので注意です。
手の指の別名
親指→巨指・大指
人差し指→食指
中指→将指
薬指→無名指・紅粉付指(べにつけゆび)
小指→李指
また、親指から第一指、第二指(人差し指)、第三指(中指)、第四指(薬指)、第五指(小指)という呼び方もある。足の場合は第一趾。
爪(つめ)
手首・手頸(てくび )=腕とてのひらがつながる部分。
手腓(たこむら)=腕の内側の肉のふくれた所。たくふら。
腕(ただむき)=肘(ヒジ)から手首までの間。うで。
二の腕(にのうで)=肩から肘(ヒジ)までの間の部分。上膊(ジヨウハク)部。
一の腕(いちのうで)=肩から肘(ヒジ)までの腕。
手の甲(てのこう)=手首から指のつけ根までの,握った時に外側になる面。
手筋(てすじ)=てのひらにある筋。
下肢(かし)
下肢(かし)=脚部(きゃくぶ)ふとももから足までの部分。
爪先(つまさき)
足・脚(あし)
腿・股(もも・また)
膝(ひざ・ひかがみ)
脛(すね・はぎ)
踝(くるぶし)=外果部
踵(かかと・きびす)
蹠(せき)・足蹠=足の裏 和名 阿奈宇良(あなうら)
足背(そくはい)=足の甲。
足紋(そくもん)=足の裏の細かな線状の紋理。
脹ら脛(ふくらはぎ)=足の脛(スネ)の後方のふくらんだ部分。こむら。ふくらっぱぎ。
下腿部
指と書いた場合は、手の指のことで、足の指のことは趾(あしゆび)と書きます。
なので、足の指はそれぞれ、母趾、示趾、中趾、環趾、小趾と書き換える。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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