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ペンタサ坐剤は入れにくい?
公開. 更新. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約1分22秒で読めます.
12,595 ビュー. カテゴリ:ペンタサ坐剤の挿入方法
潰瘍性大腸炎で下血している患者さんは、ペンタサ坐剤の挿入にも一苦労しているという話。
下痢が続いたときの肛門のヒリヒリ感を想像すれば、なんとなくイメージできるが、痛みは想像を絶する。
坐薬の基剤の種類の話では、水分で溶ける水溶性基剤と、体温で溶ける油脂性基剤に分けられるという話を聞く。
ペンタサ坐剤は一応水溶性基剤という分類なのだそうな。
水溶性基剤の成分はマクロゴールであることが多い。
ダイアップ坐剤、ナウゼリン坐剤、レペタン坐剤、エスクレ坐剤などの基剤の添加物にマクロゴールがある。
油脂性基剤の成分はハードファットであることが多い。
アンヒバ坐剤、アルピニー坐剤、カロナール坐剤、ネリプロクト坐剤の基剤の添加物はハードファットとなっている。
ペンタサの添加物は、「マクロゴール6000EP、ポビドン、タルク、ステアリン酸マグネシウム」となっており、マクロゴールが含まれているので、水溶性基剤である。
でも、ナウゼリン坐剤に含まれるマクロゴールは、マクロゴール400、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、
ダイアップ坐剤に含まれるマクロゴールは、マクロゴール4000、マクロゴール1540、
ペンタサはマクロゴール6000と、分子量の多い固体だけなので、他の坐薬よりも硬そう。
そもそも、坐薬らしからぬペンタサ坐剤のあのフォルム。
普通の錠剤と見間違え、飲みそうになる。
なぜロケット状の先っちょ尖がった感じの、ザ・坐薬的なフォルムにしなかったのか不思議。
同種の坐薬であれば、サラゾピリン坐剤のほうが油脂性基剤(ハードファット)で100倍入れやすそう。
ペンタサ注腸を塗って挿入しているという患者もいました。
水で溶けるので水を塗るか、ワセリンやローション、サラダ油などで滑りをよくして挿入するなどの工夫が必要。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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