ビソノテープを切って使っても良い？

ビソノテープの使い方

あまりその存在意義がわからない高血圧治療用貼付剤のビソノテープ。

ビソノテープ4mgとビソノテープ8mgの2規格が存在します。

用法は、

通常、成人にはビソプロロールとして8mgを1日1回、胸部、上腕部又は背部のいずれかに貼付し、貼付後24時間ごとに貼りかえる。
なお、年齢、症状により1日1回4mgから投与を開始し、1日最大投与量は8mgとする。

となっており、通常４ｍｇか８ｍｇの製剤で事足りる。

腎機能障害があっても４ｍｇから。
なので、通常切って使うようなことは無いと思われるが。

半面貼付では、投与量が変動してしまう可能性があるため、
1/2枚や1/4枚使用する場合には、はさみなどでカットして使用することが望ましい。

その際、切断面がベタつくという報告があり、服などについてはがれる可能性もあるため、
貼付後に絆創膏やサージットなどで覆うようにするとよい。

テープ切断後の安定性については、遮光下、室温25℃、湿度60％にて、
3ヶ月間安定であるというデータあり。

保管の際、やはり切断面がベタつくこともあるため、重なったりしないよう配慮が必要。

薬剤師ノート – ビソノテープは、1-2貼付、1-4貼付は可能か？ [ビソノテープ　ビソプロロール　貼付方法] – xpwiki

切断しても問題ないというデータはあるようだ。

ただ、ビソノテープ４ｍｇを使う代わりに、ビソノテープ８ｍｇを1/2に切ったり、ビソノテープ８ｍｇを使う代わりに、ビソノテープ４ｍｇを2枚貼るような行為は保険請求上では問題になる可能性もある。
ビソノテープ４ｍｇの薬価：91.90円
ビソノテープ８ｍｇの薬価：126.50円