ワイプ製剤って何？

ワイプ製剤って何？

ラピフォートワイプ

ラピフォートワイプという多汗症の薬が出るらしい。

多汗症の塗り薬といえば、エクロックゲル（フピロニウム臭化物 ）ですが、ラピフォートワイプの成分もグリコピロニウム臭化物であり、COPDの吸入剤であるシーブリと同じ成分の抗コリン薬である。

エクロックゲルの注意としては、

本剤が眼に入った場合、抗コリン作用による散瞳等が発現することがある。また、刺激を感じることがあるので、万一、眼に入った場合は、直ちに水で洗い流すこと。

ボトルに充填された本剤を、ポンプで塗布具（アプリケーター）に吐出させ、塗布具を使用して腋窩に塗布すること。手に直接吐出させて塗布しないこと。手に付着した場合は直ちに手を洗うこと。

となっており、眼に入らないように注意する必要がある。使用後はすぐに手を洗う。洗っていない手で顔に触れないようにする。

ラピフォートワイプの使い方も、

本剤を扱った後は、その手で眼に触れず、直ちに手をよく洗うこと。

本剤の薬液が眼に入った場合、羞明、霧視等の眼の調節障害があらわれることがある。また、刺激を感じることがあるので、眼に入らないよう注意すること。万一、眼に入った場合は、直ちに水で洗い流すこと。

となっており、眼に入らないように注意する必要がある。
使用の際には手に薬液がついてしまう。手袋をすればよいのかも知れないが、そこまでは指示されていない。

そもそもラピフォート「ワイプ」のワイプって何？
よくテレビで使われる用語としては、テレビなどで主画面の隅に別の小さな画面を重ねて放映することを意味していますが、wipe ＝布などで拭くという意味です。

不織布に薬液を染み込ませた製剤のことを言います。今まで無かったかな？湿布とは違う。
個包装のアルコール綿みたいな。汗ふきシートみたいなやつです。