記事
リウマトレックスとPPIを併用しちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:消化性潰瘍/逆流性食道炎.この記事は約1分56秒で読めます.
2,744 ビュー. カテゴリ:リウマトレックスとPPIの相互作用?
リウマトレックスの相互作用に、
プロトンポンプ阻害剤
臨床症状・措置方法 メトトレキサートの副作用(骨髄抑制、肝・腎・消化管障害、血液障害等)が増強されることがある。頻回に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、メトトレキサートの減量、休薬等適切な処置を行うこと。また、メトトレキサートの拮抗剤であるホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)を投与すること。
機序・危険因子 機序は不明であるが、メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。
と書かれている。
相互作用を覚えるときに、機序不明ってのが困る。
てなわけで、可能性として挙げられているBCRPについて調べる。
BCRP(Breast Cancer Resistance Protein)は、メトトレキサートの輸送蛋白として働く。
そのBCRPの活性をPPIが阻害するため、メトトレキサートのクリアランスが低下し、血中濃度が上昇するのではないかという可能性。
BCRPを訳すと乳がん耐性蛋白。
なんでこういう名称なのかはよくわかりません。
相互作用といえばCYP、で頭が止まっているガラパゴス薬剤師の私は、トランスポーターの話についていけていない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。