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軟膏が出てこない?
公開. 更新. 投稿者:皮膚外用薬/皮膚病.この記事は約1分21秒で読めます.
2,430 ビュー. カテゴリ:塗り薬が出ない?
「塗り薬が出てこない」というクレーム。
どういうこと?
聞いてみたら、キャップで穴を開けて出すタイプの塗り薬だったので、それがわからなかったらしい。
軟膏などの塗り薬には、キャップを開けてそのまま使えるタイプのものと、キャップを開けても穴が開いておらず、キャップ部分の突起部で穴をあけるタイプのものがあります。
そういうことを知らずに薬を受け取った患者さんは、戸惑うかも知れません。
坐薬を座って飲んだり、PTPシートから出さずにそのまま飲んだり、というのと同じように、そんなこと常識的にわかるだろう、と思っていても、理解されていないことってあるものです。
目薬でもキャップを開けるのとは逆方向に回して先端に穴をあけてから使うタイプの目薬が多いです。
塗り薬の先端部分をはさみで切っているかも知れません。
まあ、使えていれば問題ないっちゃあ問題ないですが。イチイチ手間ですし。
ご高齢の方には、今一度、軟膏の使い方を確認すべき、かも。
チューブの形状変更
塩野義の製品で、アルメタ軟膏、フルメタ軟膏・クリーム、リンデロンDP軟膏・クリーム、リンデロンV軟膏・クリーム、リンデロンVG軟膏・クリームの形状変更があった。
チューブ(5g,10g)開封の有無が区別できるように,口部を開口した形状から閉鎖した形状に変更しました。そのため,キャップに開封針を追加し,口部を開封できる形状にしました。
という説明。
薬局では、チューブから軟膏を絞り出して混ぜたりして使います。
その際に使用済みのものと未使用のものがわかりやすくなるのは良いのかも知れない。
微妙な量を絞り出して、マークを付けない薬剤師とかいるし。ココに。
でも、変更の際は患者に説明しないと、「これ不良品よ」とか言って交換に来るかもしれない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。