鼻腔ぬぐい液と鼻咽頭ぬぐい液の違い

抗原検査キットの検体採取部位

抗原検査キットの薬局での販売が始まりました。ドラッグストア系列だと取り扱っている薬局も多いのではないでしょうか？

私自身も使ってみましたが、検体採取の際に戸惑いました。

鼻腔ぬぐい液、もしくは鼻咽頭ぬぐい液を採取します。

左が鼻腔ぬぐい液、右が鼻咽頭ぬぐい液。
右のほうはかなりハイレベルな採取法に思われる。

精度としては、鼻咽頭ぬぐい液＞鼻腔ぬぐい液＞唾液、という感じらしい。

PCR検査も唾液でOKになったが、鼻咽頭ぬぐい液と比べて９０％程度の精度と言われている。
しかし、鼻咽頭ぬぐい液は、刺激によるくしゃみでウイルスをばらまくリスクも高く、第三者が検体を採取する場合には、唾液のほうが安全性は高い。

自分で綿棒を刺してみた感じとしては、案外深くまで「イケるかも」と思いましたが、鼻咽頭までぶっ刺す勇気がわきませんでした。慣れてくればイケるかも知れませんが、何回も検査する人は少ないと思いますので、鼻腔ぬぐい液で妥協する人がほとんどでしょう。

結果、私は陰性でしたが、検体採取の手技が大きく影響するだろうな、と思いました。
鼻咽頭ぬぐい液を採取していれば違う結果になっていたかも？

鼻腔ぬぐい液、と言っても、上記の絵のような入り口だけではなく、奥までぶっ刺す説明がされていることもある。インフルエンザの迅速診断の検査キットも鼻腔ぬぐい液だが、むせるほど差し込まれた記憶がある。

市販の抗原検査キットで陰性だったからといって、新型コロナに感染していないという証明にはならないだろう。
しかし、陽性であれば、かなり疑わしいので、医療機関でより正確に検査してもらう必要がある。