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コンサータとビバンセはADHD適正流通管理システムに登録しないと調剤できない?
公開. 更新. 投稿者:小児/先天性疾患.この記事は約2分29秒で読めます.
6,428 ビュー. カテゴリ:ADHD適正流通管理システム
私の薬局で、コンサータやビバンセといったADHDの薬の処方を受け付けることはほぼ無いのですが、上から「ADHD適正流通管理システム」に登録するよう指示されましたので、今回登録しました。
具体的な方法については、↓の説明が詳しいので、見てみてください。
この管理システムについては、添付文書にも記載されている。
ビバンセやコンサータの添付文書の警告には、以下のように書かれている。
本剤の投与は,注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の診断,治療に精通し,かつ薬物依存を含む本剤のリスク等についても十分に管理できる,処方登録システムに登録された医師のいる医療機関及び薬剤師のいる薬局において,登録患者に対してのみ行うこと。また,それら薬局においては,調剤前に当該医師・医療機関・患者が登録されていることを確認した上で調剤を行うこと。
今まで、リタリンやコンサータを扱ったことが無いので、どのように変更されたのか詳細はわかりませんが、すごく面倒になったことがわかる。
とにかくまずADHD適正流通管理システムに登録する際の、Eラーニングの受講が面倒。
しかし、コンサータやビバンセは、法的な分類は違うかも知れませんが、ほぼ覚醒剤なので不適正な使用による依存や乱用のリスクがあるため重複投与の防止などの観点からこのようなシステムは必要です。
芸能界でも薬物汚染が取り沙汰されていますので、不正使用を目論む輩は潜んでいるのでしょう。
薬局には、調剤時確認事項として下記6点の確認が求められている。
①処方箋が真正のものであること
②その処方箋による調剤がなされていないこと
③処方箋、患者カード、身分証明書の3点を患者が持参していること
④処方医師及び処方箋発行医療機関が登録システムに登録されていること
⑤患者カードに記載されているID番号より得られた登録システム上の患者情報と身分証明書の患者情報を照合した結果、処方箋を交付された人物と患者カードの情報に矛盾がないこと
⑥患者カードに記載されているID番号より得られた登録システム上の患者情報及び処方内容を確認した結果、患者が重複投与ではないこと、かつ不適正使用の可能性がないこと
処方箋、患者カードのみならず、身分証明書の提示も求めなければならない。
ADHD適正流通管理システムにログインして、処方内容を確認しなければならない。ログインIDやパスワードを把握していない応援薬剤師などでは対応できない。
薬局間譲渡もできず、返品もできない。
ビバンセカプセル30mgが1カプセル761.1円。
コンサータ錠18mgが1錠344.1円。
複数のADHD患者が来局する薬局なら問題ないのかも知れないが、1人の患者のために用意したら、デッドストックからの廃棄処理で赤字になることが目に見えている。労力にも見合わない。
ということで、可能な限り、門前の薬局に行ってもらうようお願いする。
アンフェタミン
覚醒剤とは何か?
覚醒剤とは、アンフェタミン類の精神刺激薬である。
アンフェタミンとメタンフェタミンが代表。
メタンフェタミンは、シャブ、エス 、スピードなどの俗称で呼ばれる。
戦後に使われたヒロポンもメタンフェタミン。
ビバンセの成分であるリスデキサンフェタミンは、血中で速やかに加水分解され、活性体のd-アンフェタミンを生成する。
ビバンセはアンフェタミン。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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