2024年11月20日更新.2,474記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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オゼックス点眼液と併用しちゃいけない目薬は?

オゼックス点眼液の配合変化

オゼックス/トスフロ点眼液の添付文書には、「取扱い上の注意」に「主な点眼液との配合変化」が記載されている。

配合変化といえば、シロップ剤とか散剤で記載されているものはわかるが、目薬の配合変化を気にしたことは無かった。
「目薬の混合指示とか、眼科の門前だと来るのかな?」と思いましたが、「適用上の注意」には、

原則として配合変化が認められる点眼液との併用は避けること

と書かれており、混合だけではなく、併用そのものを原則として避けなければならない。

「原則」なので、併用禁忌ではないし、ミキサーで10秒間混合して外観変化が見られたからといって、5分間隔おいて点眼した場合に、薬効にどの程度影響が出るのかと問われれば、大した影響は出ないとも思える。

ちなみに配合変化ありとなしは以下の通り。

配合変化あり
リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%、ニフラン点眼液0.1%、ジクロード点眼液0.1%、ブロナック点眼液0.1%、点眼・点鼻用リンデロンA液、リザベン点眼液0.5%、インタール点眼液2%、タチオン点眼用2%、ミドリンM点眼液0.4%、キサラタン点眼液0.005%、チモプトール点眼液0.25%、チモプトールXE点眼液0.5%、トルソプト点眼液1%、ミケラン点眼液2%、リズモンTG点眼液0.5%、フラビタン点眼液0.05%、レスキュラ点眼液0.12%

配合変化なし
トブラシン点眼液0.3%、ザジテン点眼液0.05%、ムコゾーム点眼液0.5%、カタリン点眼用0.005%、ミドリンP点眼液、サンコバ点眼液0.02%

けっこう多いです。
併用される可能性は高い。

5分あければ問題ないだろうなあ。
あえて疑義照会するまでも無いだろう。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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