2018年12月14日更新.3,343記事.5,772,518文字.

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シグマートで口内炎?

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シグマートで潰瘍?

シグマートの重大な副作用に、

口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍
頻度不明 口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

と書かれており、気になったので調べてみる。
肛門潰瘍の副作用ってのは珍しい気がする。薬で切れ痔になるのかな。

口内や食道、胃・十二指腸あたりは直接粘膜刺激で起こりそうな副作用ですが、肛門まで薬が届いて副作用を起こすとは思えない。

日本でも狭心症などに広く使われているニコランジル(シグマート)ですが、重大な副作用として、「口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍」が記載されていることは皆さんもご存じだと思います。20日、これらの潰瘍が、性器や膣などのあらゆる粘膜でも発生しうるとした安全性情報が、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé)より発出されています。ニコランジルによる潰瘍はさまざまな粘膜で発現しうる アポネットR研究会・最近の話題

体中のあらゆる粘膜に潰瘍を起こす危険性がある。

発生機序は不明であるが、ニコランジルは脱ニトロ化の後、肝臓でニコチン酸、ニコチン酸アミドに代謝され、主に尿中に排泄されることから、用量や投与期間の増加によるニコチン酸・ニコチン酸アミドの体内への蓄積、過剰が原因の可能性が指摘されている。

口内炎程度であれば、医師からも軽視される可能性がある。
治りにくい口内炎はシグマートのせいかも。
シグマート服用中の口内炎を訴える患者は胃カメラを撮ったほうがいいかも知れない。

また、胃潰瘍などの原因がシグマートなのかも知れないので、服用歴を確認する。

シグマート

カリウムチャネル開口薬。
硝酸薬とATP感受性Kチャネル開口薬のハイブリッドで、血管拡張作用が主体。
硝酸薬とATP感受性Kチャネル開口薬の性質を持つことから、NKハイブリッドとも呼ばれる。

プレコンディショニング効果あり。
ミトコンドリアに作用してプレコンディショニング様作用を発揮。

他の抗狭心症薬と併用して使用する。
冠動脈拡張作用と虚血心筋保護作用が示されている。
静注は不安定狭心症にも有効。

・ニコランジルも降圧作用があり、高血圧を有する狭心症の治療には有効である。
・硝酸薬様作用のほかにATP感受性Kチャネル開口作用を併せもつ冠拡張薬である。
・通常狭心症治療に上乗せした場合、狭心症の増悪や心筋梗塞発生を抑制すると報告されている。
・PDE5阻害薬との併用は禁忌である。

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