2018年8月14日更新.3,301記事.5,445,877文字.

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妊娠中に授乳できる?

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妊婦の授乳

授乳中のお母さんが2人目を妊娠すると、母乳を与え続けてよいかどうか、医師や助産師など専門家の間でも対応が分かれていました。
母乳を与えるとオキシトシンというホルモンが子宮を収縮させ、おなかの赤ちゃんに悪い影響を与え、ひいては流産になるのではないかと考えられていたからです。

母乳育児を推進する施設はお母さんたちに人気がありますが、こうした施設でも次の妊娠を契機に授乳をやめていた方が一定数います。
授乳を中止した妊婦さんの中には自然に母乳が止まるまでに時間がかかり、乳腺炎に悩んだり、搾乳に手間取ったりする方も結構いました。

乳首を強く吸われるとと、脳から「プロラクチン」というホルモンと「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
プロラクチンは乳腺に働きかけ、母乳の生産が始まります。オキシトシンは乳腺胞の周囲にある筋肉を収縮させ、母乳を押し出す働きをします。こうして、母乳は次から次へと出てくるのです。

子宮収縮作用があるのはオキシトシンのほうです。
しかし、妊娠初期~中期の子宮は、オキシトシンに対して無反応な事が分かっており、また、授乳時のオキシトシンによる子宮収縮と、流産や早産時の子宮収縮とでは、収縮の種類が異なるとのこと。

妊娠中に授乳を続けても問題ないというのが今の医学の常識らしいです。

授乳中は妊娠しない?

授乳期間中には、プロラクチンという乳汁を分泌するホルモンの血中濃度が上がります。
このプロラクチンの働きは乳汁を分泌させるだけでなく、授乳期間中に新しく妊娠しないように月経や排卵を抑える働きがあります。

そのため、授乳期間中は妊娠しにくいです。
しかし、妊娠しない、とは言い切れないため、次のお子さんを希望しない方は授乳期間中でも避妊しましょう。

オキシトシンで幸せになれる?

オキシトシンはたった9個のアミノ酸からできたペプチド(小さなタンパク質分子)で、信号を伝える神経伝達物質として働いています。

また血中に漏れ出して脳と離れた組織にも影響を及ぼすので、ホルモンでもあります。

オキシトシンが果たす役割としては、授乳期の女性に母乳の分泌を促すことと、陣痛の誘発が最もよく知られています。

オキシトシンは愛情を促す幸せホルモンと呼ばれています。

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