更新日:2016年10月20日.全記事数:3,128件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ステロイドは高血圧に禁忌?


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ステロイドは高血圧に禁忌?

プレドニンやデカドロンなどのステロイドは高血圧患者に原則禁忌となっている。
添付文書には「高血圧症の患者〔ナトリウム・水貯留作用等により、高血圧症が増悪するおそれがある。〕」と記載されている。

Q:副腎皮質ステロイドを服用すると血圧が高くなることがあるらしいが,なぜか?

A:ミネラルコルチコイド作用により,ナトリウム再吸収促進による血圧上昇,低カリウム血症がみられ,細胞外液量の増加を介して高血圧を生じる。またグルココルチコイド作用による血圧上昇は十分には解明されていないが,レニン基質の産生増加によるアンジオテンシンⅡ産生増加と腎臓のカリクレインおよびプロスタグランジンE2産生低下,血管平滑筋細胞におけるアンジオテンシンⅡ受容体の増加,エリスロポエチン産生増加による血管収縮,血管内皮における一酸化窒素(NO)の産生抑制,スーパーオキシド過剰産生によるNOの利用障害による血管内皮機能障害などが考えられている。
質疑応答 2010年1月

ステロイドを長期間服用するときには、血圧の変動に注意する。

高血圧の10%は副腎の異常?

高血圧の原因は?と聞かれれば、「塩分の過剰摂取」と答える。それだけではありませんが。
高血圧の原因として、「原発性アルドステロン症」という疾患が注目されている。

副腎からホルモンの一種が過剰に分泌されて高血圧になる「原発性アルドステロン症(PA) 」。
患者は高血圧の人の1%以下とされてきたが、近年の研究で10%前後に上るとの考えが有力になってきた。
生活習慣病の高血圧とは異なり、副腎の摘出手術やホルモンの働きを抑える薬で治療できることから、専門家は「医師も患者も、複数の降圧剤が無効の場合、この病気を疑ってほしい」と呼び掛けている。高血圧の10%、副腎の異常 ホルモンの過剰分泌が原因  「降圧剤無効なら疑って」 医療新世紀 – 47NEWS(よんななニュース)

原発性アルドステロン症は稀な病気と思われていましたが、3500万人といわれる日本の高血圧患者に当てはめれば百万人単位ということになります。

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