更新日:2017年1月21日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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免疫抑制剤で癌になる?


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癌と免疫

癌は免疫によって抑えられている。

最近では、がん細胞は、健康な人のカラダでも多数(学説によっては1日に5000個も!)できることがわかっています。
がん細胞ができると、そのつど退治しているのが免疫細胞(リンパ球)です。免疫細胞は、ある細胞を見つけると、まず自分の細胞かどうかを見極めます。そして、自分の細胞でないと判断すると、殺します。
がん細胞は、もともと正常な細胞から発生しますので、免疫細胞にとっては「異物」と認識しにくいのです。
それでも免疫細胞は、できたばかりのがん細胞を攻撃して死滅させます。私たちのカラダの中では、毎日毎日、たとえば「5000勝0敗」の闘いが繰り返されているのです。
しかし、免疫による監視も、人間のすることですから、やはりミスが起こります。生き残ったがん細胞が、やがて、塊としての「がん」になっていくのです。がん細胞が一日にできる数|がん検診のススメ|がん対策推進企業アクション

そのため、免疫抑制剤を使うと癌になる。かも知れない。

プログラフの添付文書には以下のように書かれている。
・過度の免疫抑制により感染に対する感受性の上昇、リンパ腫等の悪性腫瘍発生の可能性があるので、十分注意すること。
・免疫抑制剤による治療を受けた患者では、悪性腫瘍(特にリンパ腫、皮膚癌等)の発生率が高いとする報告がある。

ネオーラルにも、副作用として以下のように書かれている。
・悪性リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍(特に皮膚)(1%未満)
他の免疫抑制剤と併用する場合に、過度の免疫抑制により発現の可能性が高まることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

ステロイドを使っている患者でも、「癌になるんじゃないか?」という疑問をぶつけてくる患者がいますが。
癌にステロイドが使われることもある。

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