更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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放射線治療前のガスコン?


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放射線療法と患部の位置

前立腺癌の治療で、放射線療法を行う患者にガスコン錠、マグミット錠、プルゼニド錠などが処方されていた。

抗癌剤の副作用で便秘というのはよくあるが、放射線療法で便秘とかもあるのかな、とか思いましたが、事前に服用するというのはどういうことなのかよくわかりませんでした。

膀胱や直腸の形状により前立腺は体内で移動しますので同じ患者さんでも日々その位置が変わります。強度変調放射線治療は緻密な放射線の分布を作成して投与するため緻密な位置照合を行って初めて「正しく治療が行えた」といえます。位置照合の方法には前立腺に刺入した体内マーカーのX線装置での確認、治療装置での確認画像を用いた画像からの骨輪郭での照合、超音波による前立腺の位置確認などの方法がありますが、この方法では腸内のガスや尿の量による前立腺の体内での移動を正しく評価することは難しいといえます。放射線治療部 診療内容 愛知県がんセンター中央病院

放射線療法では腫瘍のある部分に合わせて、放射線を照射するわけですが、呼吸をする肺や蠕動運動を行う大腸などでは照射部位が動いてしまうので、照射が容易ではないのです。

前立腺も尿や便、腸内のガスにより動いてしまうので、然り。

腸内の動きを事前に減らすために、下剤やガス駆除薬のガスコンなどが処方されていたわけです。

放射線療法を開始した後には、放射線腸炎などで逆に下痢を起こすこともあるようなので、ロペミンなどが処方されたりもする。
放射線科の処方をみたら、思い出そう。

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