更新日:2017年2月3日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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フロリードゲルは飲み薬?


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フロリードゲルは内服薬

フロリードゲルという口腔カンジダの薬がある。
ゲルとか軟膏とか聞くと、塗り薬というイメージですが、内服薬、飲み込む薬です。
フロリードDクリームは塗り薬、外用薬です。

フロリードゲルの正式名称は「フロリードゲル経口用2%」
経口用と書いてあるので、口の中に使う薬であることはわかる。

フロリードゲルの効能効果には、口腔カンジダと食道カンジダがある。

効能・効果カンジダ属による次の感染症:口腔カンジダ症

用法・用量通常、成人にはミコナゾールとして1日200~400mg(ミコナゾールゲル10~20g)を4回(毎食後及び就寝前)に分け、口腔内にまんべんなく塗布する。なお、病巣が広範囲に存在する場合には、口腔内にできるだけ長く含んだ後、嚥下する。

食道カンジダの場合には嚥下する必要性があるので、内服薬という位置付けに納得できる。
しかし、口腔カンジダの場合は嚥下しなくても効くだろうし、口腔内に塗布する外用薬として扱っても良さそうな気がしますが。

レセプト上は内服薬として請求するのが正しいようです。

でも医師が勘違いして、アフタゾロン口腔用軟膏やケナログ口腔用軟膏のような、口内炎の塗り薬のように、外用薬としての処方せんの書き方をしてくることがある。

フロリードゲル 5g
1日4回 口腔内に塗布

みたいな。

これを内服用滴剤として請求していた薬局もありました。
「1日4回毎食後と寝る前 1日分」として請求する薬局もあるようです。

フロリードゲルの併用禁忌

外用薬っぽい見た目に騙されて、気を付けなければいけない点として、併用禁忌があります。

フロリードゲルは飲み薬です。
そして併用禁忌とされている薬が意外と多い。

ピモジド(オーラップ)
キニジン
トリアゾラム(ハルシオン)
シンバスタチン(リポバス)
アゼルニジピン(カルブロック)
ニソルジピン(バイミカード)
エルゴタミン酒石酸塩(クリアミン)
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)

汎用されている薬も多いので、見逃さないように気を付けなければいけない。
フロリードゲルはチトクロームP-450(3A、2C9)と親和性を有するため、これらで代謝される薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性があるらしいが、実際どの程度血中濃度を上げるのかはインタビューフォームを見てもわからなかった。
併用注意の薬まで含めるとかなり多数の薬が挙がるので、これらの薬を飲んでいる患者では、やっぱり口腔カンジダの場合は飲み込まないほうが良いんじゃないかと思ったりもする。

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