更新日:2016年12月21日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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オノンは食後に飲まなきゃダメ?


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オノン朝夕食前はダメ?

オノンドライシロップの用法は、

通常、小児にはプランルカスト水和物として1日量7mg/kg(ドライシロップとして70mg/kg)を朝食後および夕食後の2回に分け、用時懸濁して経口投与する。

となっており、1日2回朝夕食後の用法。

しかし、乳児に薬を飲ませるとき、空腹時のほうが飲ませやすいということで、用法を全て食前で指示してくる処方もみられる。

薬剤師的に、意図はわかるので疑義はないのですが、うちで使ってるレセコンで「疑義照会しましたか?」みたいに出てくるのでウザい。

なぜ添付文書上、食後となっているのか。
オノンのインタビューフォームでは、

健康成人男子3例に300mgを絶食時、食前(30分)、食後(30分)に単回経口投与した場合の 血漿中薬物濃度を比較した。半減期はほぼ同じであったが、食後投与では最高血漿中濃度到 達時間(Tmax)の遅延、最高血漿中濃度(Cmax)、薬物血漿中濃度推移曲線下面積(AUC) の増加が認められた。

とあるので、食前や空腹時では食後投与ほど効かなくなる可能性がある。

でも、飲まなきゃ効かないわけで、コンプライアンスのほうが優先されます。

こんなことで疑義照会したら、アレがアレでアレするのでノールックパスする。

ロイコトリエン受容体拮抗薬の特徴

CysLTs(システイニルロイコトリエン)はマスト細胞、好塩基球、好酸球などの血球細胞により産生され、気管支平滑筋収縮作用、気管支腺分泌促進作用、血管透過性亢進作用、気道炎症惹起作用などを有し、気管支喘息の病態に深く関わっている。

動物モデルでは喘息の気道リモデリング惹起作用が証明されている。
これらの作用はCysLTs受容体のうちのCysLT1受容体を介して発現するので、CysLT1受容体拮抗薬(ロイコトリエン受容体拮抗薬)には論理的に抗喘息作用が期待でき、臨床的にも優れた抗喘息効果を示す。

運動誘発性喘息やアスピリン喘息に対する有用性が高い。
また、CysLTsは鼻粘膜容積血管拡張作用、血管透過性亢進により鼻閉を来たすのでLT受容体拮抗薬はアレルギー性鼻炎の鼻閉に有効である。
アレルギー性鼻炎を合併した喘息には高い効果を示す。

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