2018年10月15日更新.3,348記事.5,690,241文字.

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リピディルが高尿酸血症に効く?

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リピディルと高尿酸血症

フェノフィブラート(リピディル)は、肝細胞の核内受容体であるペルオキシゾーム増殖活性化受容体(PPAR)αを活性化して蛋白質の発現を調節することにより、LDLコレステロールおよびTGを低下させるとともに、HDLコレステロールおよびTGを低下させるとともに、HDLコレステロールを上昇させる作用がある。

さらに同薬は、血清尿酸値低下作用を有することも知られている。

実際、脂質異常症と高血圧を合併する高尿酸血症・痛風患者を対象に行われた研究で、患者が服用していた尿酸生成抑制薬のアロプリノールまたは尿酸排泄促進薬のベンズブロマロンをフェノフィブラートへ変更しても、血清尿酸値に有意な変化は見られず、良好なコントロールを維持できたことが報告されている。

また、フェノフィブラートはベンズブロマロンと同様、近位尿細管において尿酸の再吸収を担う尿酸トランスポーター(URAT1)の作用を抑制することで、尿酸値を低下させることも示唆されている。

日本痛風・核酸代謝学会が2010年にまとめた「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)」において、フェノフィブラートは、高TG血症と高尿酸血症の合併(特に尿酸排泄低下型高尿酸血症の合併)に対して有効であるとされている(推奨度A:行うよう強く勧められる)。

参考書籍:日経DI2012.11

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