2018年10月16日更新.3,348記事.5,695,001文字.

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ピロリ菌除菌後に飲んじゃいけない薬?

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除菌後

ピロリ菌を除菌したあと、除菌が成功したかどうかの検査をします。

ピロリ菌がいるかいないかの検査としては、胃カメラによる検査、血液検査、あと、「息を吐く」だけの検査があります。
簡便さから、「息を吐く」検査が現在は主流となっています。

胃カメラを飲むわけではなく、尿素の薬を飲んで、吐き出した炭酸ガスを調べるだけで済みます。
尿素呼気試験といって、ピロリ菌がウレアーゼで尿素を分解して、二酸化炭素とアンモニアを発生させることを利用した検査です。
尿素の薬はユービットといいますが、その添付文書には、

13C-尿素呼気試験法の判定結果は、オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾールナトリウム等のプロトンポンプインヒビター(PPI)、アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン、テトラサイクリン等の抗生物質、メトロニダゾール、ビスマス製剤及び抗ウレアーゼ活性のあるエカベトナトリウム水和物等のヘリコバクター・ピロリに対する静菌作用を有する薬剤の服用中や中止直後では偽陰性になる可能性があるため、除菌前及び除菌後の感染診断の実施に当たっては、当該静菌作用を有する薬剤投与中止又は終了後2週間以上経過していること。

と書かれています。

そのため、PPIや抗生物質、ガストロームなどは除菌後に一旦中止する必要があります。
H2ブロッカーについては、書かれていませんが、胃酸が減れば、ウレアーゼ活性が低下し、試験結果に影響するとの考えもあります。

ただ、私が遭遇する処方においては、PPIは除菌終了後すぐに使用再開となっているものがほとんどです。
これじゃあ偽陰性も多いわな。

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