更新日:2017年10月30日.全記事数:3,191件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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緑内障の目薬はいつ使うのがいい?


・プロスタグランジン製剤は、副作用予防のために夜間、入浴前の点眼を指示されることが多い。
・β遮断薬は、作用増強を期待して、交感神経優位の朝の点眼を指示される場合がある。

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眼圧の日内変動

眼圧の日内変動については多くの患者さんが夜間、あるいは早朝に最高眼圧を示していると言われています。

緑内障治療点眼薬の用法は朝、あるいは夜と指示されることがほとんどですが、重要なのは毎日の点眼を継続することにより眼圧の24時間コントロールを確保することです。

β遮断薬は強力な眼圧下降効果がありますが、効果のある時間とない時間が比較的はっきりしています。

一方プロスタグランジン製剤は24時間いつでも有意な効果があり、平均的に眼圧を下げます。

緑内障治療においては最高眼圧を下げるだけでよいのか平均的に下げたほうがよいのか、変動幅を減らせばよいのかまだはっきりと解明されていません。

β遮断薬であるチモロールマレイン酸塩は1日2回朝と夕の点眼が通常ですが、患者さんによっては朝は確実に点眼するのに夕方は点眼し忘れてしまうこともあるようです。

ただし、同剤には長時間作用型で1日1回の点眼タイプの製剤もありますので、患者さんのライフスタイルに合わせることも可能です。
1日1回タイプのチモプトールXEの場合に、朝の点眼を指示される場合がある。
その理由として、眼房水は交感神経の刺激を受け産生するので、交感神経優位の朝に使うと効果的という理由があるらしい。
添付文書上は使用時点に関する記載はない。

プロスタグランジン製剤のラタノプロストは用法が1日1回の点眼ですが、点眼後の充血と眼瞼の黒ずみによる洗顔を考慮して夕または寝る前の指示が多くみられます。

じゃあ、プロスタグランジンとβ遮断薬の合剤であるデュオトラバなんかは、いつ使用するのが適切なのか迷ってしまう。

要は患者さんのコンプライアンスを良好に保つことに配慮すべきです。

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コメント

  1. コメントありがとうございます。

    目のくぼみの件ですが、目薬の副作用が関係しているとすれば、プロスタグランジン系点眼薬(ラタノプロスト)の副作用である色素沈着でしょう。
    目の周りの黒ずみが目がくぼんだように見せている可能性はあります。

    yakuzaic:2017/10/30

  2. 現在ミケルナを使用しております。最近目がおちくぼんで悩むでいます。昔から奥二重だったのですが周りくらもやつれたといわれます。ネットで調べるとどうやら目薬の副作用も関係しているかもと思いメールしました。配合成分はカレテオロール20mg、ラタノプロスト50ugと記載されてますが目の窪みに関係があるか教えてください。

    水野尚美:2017/10/30

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