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緑内障の目薬はいつ使うのがいい?
公開. 更新. 投稿者:緑内障/白内障.この記事は約2分12秒で読めます.
12,769 ビュー. カテゴリ:眼圧の日内変動
眼圧の日内変動については多くの患者さんが夜間、あるいは早朝に最高眼圧を示していると言われています。
緑内障治療点眼薬の用法は朝、あるいは夜と指示されることがほとんどですが、重要なのは毎日の点眼を継続することにより眼圧の24時間コントロールを確保することです。
β遮断薬は強力な眼圧下降効果がありますが、効果のある時間とない時間が比較的はっきりしています。
一方プロスタグランジン製剤は24時間いつでも有意な効果があり、平均的に眼圧を下げます。
緑内障治療においては最高眼圧を下げるだけでよいのか平均的に下げたほうがよいのか、変動幅を減らせばよいのかまだはっきりと解明されていません。
β遮断薬であるチモロールマレイン酸塩は1日2回朝と夕の点眼が通常ですが、患者さんによっては朝は確実に点眼するのに夕方は点眼し忘れてしまうこともあるようです。
ただし、同剤には長時間作用型で1日1回の点眼タイプの製剤もありますので、患者さんのライフスタイルに合わせることも可能です。
1日1回タイプのチモプトールXEの場合に、朝の点眼を指示される場合がある。
その理由として、眼房水は交感神経の刺激を受け産生するので、交感神経優位の朝に使うと効果的という理由があるらしい。
添付文書上は使用時点に関する記載はない。
プロスタグランジン製剤のラタノプロストは用法が1日1回の点眼ですが、点眼後の充血と眼瞼の黒ずみによる洗顔を考慮して夕または寝る前の指示が多くみられます。
じゃあ、プロスタグランジンとβ遮断薬の合剤であるデュオトラバやザラカムなんかは、いつ使用するのが適切なのか迷ってしまう。
要は患者さんのコンプライアンスを良好に保つことに配慮すべきです。
・プロスタグランジン製剤は、副作用予防のために夜間、入浴前の点眼を指示されることが多い。
・β遮断薬は、作用増強を期待して、交感神経優位の朝の点眼を指示される場合がある。
チモプトールは朝使った方が良い?
チモプトールXEは房水の産生を抑制することで眼圧を低下させます。
房水が作られる量は夜間少なくなる傾向にあるので、チモプトールXEは朝の点眼が効果的とされています。
夜間は副交感神経優位なので、交感神経遮断薬の効果は薄い。
交感神経優位の日中に働くよう、朝に点眼するのがよいとのこと。
緑内障や高眼圧症の治療に用いる点眼薬は、眼の中を循環する房水の産生を抑制する、もしくは流出を促進することにより、眼圧を低下させる作用を持つ。
β 遮断薬のチモロールマレイン酸塩(チモプトールXE)は房水の産生を抑制することで眼圧を低下させる。
1日1回の点眼で24 時問の眼圧下降が可能とされているものの、房水の産生自体は昼間より夜問に低下するため、夜間の眼圧下降作用が弱まる。
このため、チモロールは朝に点眼するのが望ましいとされている。
ただ、チモロールは涙液と反応してゲル化するため、点眼後に霧視(かすみ目)を訴える患者もいる。
単剤処方でこうした症状が強い場合には、夜の点眼が指示されているケースもある。
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2 件のコメント
現在ミケルナを使用しております。最近目がおちくぼんで悩むでいます。昔から奥二重だったのですが周りくらもやつれたといわれます。ネットで調べるとどうやら目薬の副作用も関係しているかもと思いメールしました。配合成分はカレテオロール20mg、ラタノプロスト50ugと記載されてますが目の窪みに関係があるか教えてください。
コメントありがとうございます。
目のくぼみの件ですが、目薬の副作用が関係しているとすれば、プロスタグランジン系点眼薬(ラタノプロスト)の副作用である色素沈着でしょう。
目の周りの黒ずみが目がくぼんだように見せている可能性はあります。