更新日:2017年2月3日.全記事数:3,169件.

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偽造処方せんの見破り方は?


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偽造処方せんは見破れない

精神安定剤不正入手「偽造、見抜くのは困難」 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

 静岡市内の薬局に偽造された処方箋が提出され、精神安定剤が不正に処方されていた問題で、同市薬剤師会は2日、今月中にも県警に詐欺容疑で被害届を提出する方針を明らかにした。偽造の手口はカラーコピーという至って簡単なものだが、薬局関係者は「精巧で見抜くのは難しかった」と口をそろえる。
 市薬剤師会などによると、処方箋に名前が書かれていたのは静岡市に住む40歳代の女性。2008年から約3年間にわたり、同市内の薬局約30軒で約400枚の処方箋が提出され、精神安定剤約7万錠が処方された。処方箋のうち12枚がカラーコピーだったという。カラーコピーを見た薬剤師の1人は「判子の部分も本当に押してあるように見える精巧なものだった」と話す。
 県薬事課によると、女性は複数の医療機関で受診し、多数の処方箋を得ていたという。
 静岡市内で2日、記者会見を開いた市薬剤師会は病院や薬局が、患者が複数の医療機関で受診する「多重受診」をして、大量の薬の処方を受けることを見抜く方法がないことに触れ、「法的には問題ないが、1人の患者に必要量の10倍の薬が処方されており、悪用されている可能性がある」と指摘した。
 不正に処方されたのは、精神安定剤「エチゾラム」で、神経症による不安や抑うつ、睡眠障害などに効果があるという。
 問題発覚を受け、同会は市内約200の薬局に対し、偽造処方箋が相次いで見つかった問題の報告と、注意喚起の文書を一斉ファクスした。また、市薬剤師会は6、7月、同市内の医師会と保健所などと緊急に対策会議を行っていたという。
 静岡市葵区西草深町の薬局に勤める薬剤師宮永文則さん(43)は「処方箋の押印部分を印刷で済ませてしまう医療機関もあり、複写と見分けられない」と指摘する。実際、有効な処方箋か医療機関に電話で確認したこともあるという。再発防止策については、「コピーすると『複写』という文字が浮かびあがる処方箋にするなど、医療機関側の対応が必要だ」と提言する。
 県警は、県などからの報告を受けてすでに捜査を始めており、有印私文書偽造の疑いもあると見て、慎重に調べを進めている。
(2011年9月3日 読売新聞)

見抜くのは困難、とか報道されると、真似をする輩が増えそう。
保険者側で突合すれば、わかるんじゃないのか。
「処方箋の押印部分を印刷で済ませてしまう医療機関もあり、複写と見分けられない」
そんな医療機関があるんですか。
そんな医療機関は指導してもらいたい。
押印部分のにじみくらいでしか判断できないのに。

偽造処方せんの見破り方

偽造処方箋で向精神薬だまし取る 無職男を逮捕  – MSN産経ニュース

 偽造した処方箋(せん)で向精神薬7錠をだまし取ったとして、埼玉県警川越署は23日、私文書偽造・同行使と詐欺、麻薬及び向精神薬取締法違反(処方箋偽造)の容疑で川越市仲町、無職の男(30)を逮捕した。
 川越署の調べでは、男は川越市内の病院で処方された処方箋をコピーして偽造。1月30日午前10時ごろ、川越市の薬局に偽の処方箋を提出し、向精神薬7錠をだまし取った疑いが持たれている。薬局の男性店長が偽造に気が付き、同署に相談に訪れ発覚した。
 川越署によると、男は「自分で服用するために、2、3軒の薬局に偽の処方箋を提出した」などと供述している。同署は余罪があるとみて調べている。

この男は自分で服用するためにコピーしたと言っており、7錠程度ならそうかも知れませんが、向精神薬や睡眠薬などをインターネットなどで高値で売るために、不正に大量に入手しようとする輩がいます。
自分で処方せんの日数の部分を訂正して、長く処方させるという方法もあります。
以前悪気無く、もっと長く出して欲しいから、と自分で書き直していた患者さんもいました。
コピーされた処方せんの見破り方としては、医師の印が紙ににじんでいるか裏側から見るという方法があります。
しかし、実際に偽造かも知れないという処方せんを受け取ったら、どう対応するでしょう。
この薬局のように警察沙汰にするでしょうか。
発行元の医療機関に相談するでしょうか。
薬剤師会に相談するでしょうか。

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