2018年6月25日月曜更新.3,289記事.5,379,609文字.

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コーラを飲むと骨が溶ける?

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コーラを飲むと骨が溶ける?

昔よく炭酸飲料を飲むと骨が溶ける、と母親から脅かされていました。
炭酸で骨が溶ける、というのは本当です。

骨の主成分はリン酸カルシウムで、酸に溶ける性質を持っています。
料理で骨つき肉などをコーラで煮るとやわらかくなるのはそのためです。

しかし、炭酸飲料を飲むと骨が溶ける、というのは嘘です。
炭酸は、飲んでも速やかに二酸化炭素と水に分解されるので骨に対する影響はほとんどありません。

「コーラなどの炭酸飲料を飲むと骨が溶ける」という説の正体は「リン」です。
炭酸飲料に含まれる酸味料のリン酸は、適切な量であれば骨を作るのに使われますが、大量に摂取すると逆に骨を溶かしてしまいます。
カルシウムが骨をつくるには、食事の中のカルシウム対リンの比が、1対1 であるときが一番効率がよく、著しく比率をみだすことは好ましくないとされています。

インスタント食品などにもリンが多量に含まれているので注意しましょう。

コーラを飲むと歯が溶ける?

飲食物などに含まれる酸により、歯の表面が溶けてしまう「酸蝕歯」。
進行すると冷たいものが歯にしみる知覚過敏や、虫歯のような痛みを引き起こす。
原因となる酸性飲食物は、炭酸飲料やかんきつ類など、私たちの食生活に深く根付いた身近なものばかりです。

酸性の飲食物を摂取すれば、当然のことながら口の中は酸性に傾く。
しかし通常は、唾液が酸を中和して口内を中性(pH7.0)に戻すとともに、唾液に含まれるカルシウムなどが、溶けたエナメル質を修復(再石灰化)してくれるため歯の健康は維持される。

ところが、酸に触れる時間が長い場合や頻度が高い場合、口内が乾いて唾液が少ない場合には、修復が間に合わずに酸蝕が進んでしまう。エナメル質が薄くなって歯が欠け、象牙質が露出して歯が黄ばむ。知覚過敏や痛みなどの症状も現れる。

エナメル質はpH値が5.5を下回る酸に触れると溶け始める。象牙質はそれより酸性度が低いpH6.4でも溶けてしまう。
象牙質が露出すると症状は急速に悪化しやすい。

例えば、コーラ飲料は2.2。アルコール依存や過食症で嘔吐を繰り返すと、強酸性の胃液(pH1.0~2.0)が原因で酸蝕歯になることがあるが、コーラ飲料のpHは胃液の値にかなり近い。栄養ドリンクも2.5と高い酸性度。黒酢飲料は3.1、スポーツドリンクは3.5。
乳幼児にジュースを哺乳瓶で与え、そのまま寝かしたり、ワインをちびちび飲んだりするのもリスクを高める。

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