2018年4月7日土曜更新.3,267記事.5,316,431文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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舌下錠使用後、水を飲んじゃダメ?

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舌下錠

種類はあまり多くないが、舌下投与の薬がある。

代表的なものはニトログリセリン製剤です。
ニトロペン舌下錠

ほかに舌下投与の薬は、
アシテアダニ舌下錠
アブストラル舌下錠
シクレスト舌下錠
シダキュアスギ花粉舌下錠
シダトレンスギ花粉舌下液
ヘモリンガル舌下錠
ミティキュアダニ舌下錠
がある。

通常、薬は水で飲むが、舌下錠はしばらく舌の下に置いておく。
数分間保持して、溶けきったら唾液を飲み込む。
口の中に薬が無くなったら、もういいだろう、と水を飲みたくなりますが、ちょっと待って。

薬によっては、まだ水を飲んではいけない。

シクレスト舌下錠の使用上の注意には、

本剤の舌下投与後10分間は飲食を避けること[バイオアベイラビリティが低下する可能性がある]。

とあります。

シクレストの舌下投与2分後に飲水すると、30分後に飲水した場合と比べて、最高血中濃度(Cmax)は21%、血中濃度時間曲線下面積(AUC)は19%低く、5分後の飲水ではそれぞれ12%、10%低かった。
しかし、10分後であれば30分後との差は認められなかった。
したがって、シクレストの舌下投与後10分間は飲食や歯磨き、うがいなどを避けるよう指導されている。
併用薬がある場合は、最後にシクレストを舌下投与する。
また、シクレストにはリドカイン様の局所麻酔作用があり、舌がしびれるような感じ(口の感覚麻痺)を訴えることがある。通常1時間以内に消失する。

その他の舌下錠で、飲食までの時間が明記されているものは、
アシテアダニ舌下錠:舌下投与後は完全に溶解するまで保持した後,飲み込む。その後5分間は,うがいや飲食を控える。
シダキュアスギ花粉舌下錠:舌下にて1分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがいや飲食を控える。
シダトレンスギ花粉舌下液:舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。 その後5分間は、うがい・飲食を控える。
ヘモリンガル舌下錠
ミティキュアダニ舌下錠:舌下にて1分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがいや飲食を控える。
とある。

ニトログリセリンは、数分間で効果発現するので、胸痛がおさまれば水分補給は可能だろう。

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