2018年3月4日日曜更新.3,268記事.5,318,253文字.

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アジレクトとエフピーの違いは?

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アジレクト

アジレクト(ラサギリンメシル酸塩)というパーキンソン病の薬が2018年3月に承認された。

薬効分類は、MAO-B阻害薬。
エフピー錠と同じである。

アジレクトは、非可逆的かつ選択的なモノアミン酸化酵素B型(MAO-B)阻害薬で、MAO-Bに非可逆的に結合することで、脳内のドーパミンの分解を抑制し、シナプス間隙中のドーパミン濃度を高めることによってパーキンソン病の症状に効果を発揮する。

エフピー(セレギリン塩酸塩)と異なり、アンフェタミン骨格を有さないため、覚せい剤原料には該当しないという。
このため流通上の規制から外れる。

アジレクトが覚せい剤原料としての規制から外れてエフピーと同様の効果が認められれば、エフピーの存在意義はかなり薄くなるだろう。
正直、代替薬があれば、一包化するのでさえ躊躇するような覚せい剤原料のようなやっかいな薬は処方してほしくない。

詳細はまだ不明だが、作用機序はエフピーと同じMAO-B阻害薬なので、禁忌薬は多いだろう。
抗うつ薬との併用によるセロトニン症候群や、モノアミン含有量の多い食物(チーズ、レバー、にしん、酵母、そら豆、バナナ、ビール、ワイン等)との併用には注意する必要がある。

発売してから1年は14日の投与制限があるので、エフピーの処方も続くだろうけど、そのあとは全部アジレクトに切り替えてほしい。

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