更新日:2017年6月29日.全記事数:3,130件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ベルソムラで血糖値が下がる?


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デルタパワーで血糖値を下げる新薬?

2017年2月22日放送の「ガッテン!」で取り上げられたテーマなので、ちょっと古いのですが…基本的に私のアンテナは錆びついています。

ベルソムラで血糖値が下がる、という誤解を与える内容。

最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎 – NHK ガッテン!
すでに番組ホームページでも、誤解を招いた旨のお詫びが掲載されています。

「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」というのは行き過ぎた誤解を与える表現。
「睡眠を改善することで血糖値が下がる」というテーマはOK。

おくすり110番にもベルソムラに以下の記載が見られる。
「間接的な効果として、睡眠障害のある軽い糖尿病の患者さんにおいて、一定の血糖改善効果が期待できるようです。ただし、きちんとした臨床試験が行なわれておらず、糖尿病に対する保険適応は認められません。」

全く嘘ということでは無いのだろう。

まず、デルタパワーとはなんぞや。
人の脳波は、波を打つ速さを周波数のHz(ヘルツ)によって分類できます。
分類ではα波(アルファ波)、β波(ベータ波)、γ波(ガンマ波)θ波(シータ波)、δ波(デルタ波)に分けられます。

α波はよく聞きますね。
α波が出ていると、集中することが出来たり、脳がリラックスしている状態なので、勉強をしたり、仕事をしたりする時に向いている脳波です。
δ波が出ていると、深い睡眠に入っている状態とのこと。

熟睡することが、血糖改善に役立つということらしい。
起きている時間が長いということは、それだけエネルギーを消費しているということ。夜遅くに食べていたり、間食をしていたり。

糖尿病と睡眠時間には関連があるのは頷ける。
だからといって、糖尿病患者に対して安易に睡眠薬を処方すべきとは思わない。
食事、睡眠、運動を含めた生活習慣の改善を指導すべきなのだろう。

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コメント

  1. ベルソムラは食欲抑制目的で創薬されたはずなので、案外、血糖値に良い影響をあたえるのは的外れでは無いですよね。不眠の方、特にプシコの方などは眠れないから御菓子を食べる悪循環から肥満になることも多いでしょう。さらに統失のクエチアピン等はDM禁忌、この辺を考えると将来的にはベルソムラの新しい用法が出てきても不思議では無いですよね。

    なおキック:2017/7/30

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